奴隷労働

slave labour

バンクシー

作品解説
『奴隷労働』はロンドンのウッドグリーン地区にある安売り専門店の側壁に2012年5月に描かれたものです。エリザベス女王即位60周年を祝う祝賀式典の旗を、低賃金で働かされる少年がまさに「奴隷労働」として描かれています。しかしこの作品はのちに壁から撤去され、オークションにかけられました。バンクシーのストリートグラフィティ作品には基本的に所有者がいません。所有者はバンクシーなのか、建物の所有者なのか、撤去した人物なのか、これはグラフィティアート全般において大きな議論を呼んでいます。『奴隷労働』はウッドグリーンの住民の要請でアメリカでのオークション売却はとりけされ、イギリスで売買されることになり、ロンドンバンクシーの取扱ギャラリーのオークションで120万ドルで売買されました。
制作年
2012年
素材/技法
スプレー
制作場所
ロンドン
所蔵美術館
    個人蔵