ウォールド・オフ・ホテル(壁で隔てられたホテル)

The walled off hotel

バンクシー

作品解説
『ウォールド・オフ・ホテル(壁で隔てられたホテル)』はバンクシーがプロデュースしたベツレヘムの宿泊施設で、2017年の開業以来ここに泊まりたいと訪れる人が後を絶ちません。このホテルは「世界一眺めの悪いホテル」という異名を持っています。なぜ「世界一眺めの悪いホテル」なのかと言うと、このホテルのすぐ横にはイスラエルとパレスチナを分断する壁が築かれており、窓の外の景色は壁が見えるだけなのです。それでもバンクシーはイスラエル、パレスチナのためにこの地に人を誘致しようとこのホテルを建てました。外観・内装は共にいかにもバンクシーらしい奇妙で皮肉なものになっていて、まるでテーマパークのようです。
制作年
2017年
素材/技法
宿泊施設
制作場所
ベツレヘム
所蔵美術館
    ウォールド・オフ・ホテル