ロバと兵士

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バンクシー

作品解説
『ロバと兵士』はパレスチナとイスラエルを分断する高さ8メートルの壁に描かれたバンクシーによるグラフィティアートです。この作品は問題作と言われ、『バンクシーを盗んだ男』と言うドキュメンタリー映画の題材にもなりました。この絵にはロバと兵士が描かれていますが、兵士はこの壁を見張るイスラエル人、ロバはパレスチナ人を表していますが、ロバはパレスチナの地では愚か者の代名詞でもあります。これがパレスチナで反感を呼び、怒った地元住民が壁面を切り取ってオークションへとかけてしまうこととなったのです。バンクシーのストリートグラフィティ作品には基本的に所有者がいません。所有者はバンクシーなのか、建物の所有者なのか、撤去した人物なのか、これはグラフィティアート全般において大きな議論を呼んでいます。
制作年
2007年
素材/技法
スプレー
制作場所
ベツレヘム