静けさの中で

In Silence

塩田千春

作品解説
「静けさの中で」は塩田千春によるインスタレーション作品です。塩田千春は「不在のなかの存在感」というコンセプトを一貫して追究し、作品制作を行っています。この作品では「焼けたピアノ」と「焼けた椅子」が黒い毛糸で天井から、床から、そして互いに絡み合う空間が表現されています。近づくことを躊躇ってしまうような威圧感のある風貌であるとともに、真っ白な空間を埋め尽くす糸からは、まるで人の心のような繊細さを感じます。
制作年
2008年
素材/技法
焼けたピアノ、焼けた椅子、黒毛糸
制作場所
不明