鍵のかかった部屋

The Locked Room

塩田千春

作品解説
「鍵の部屋」は塩田千春によるインスタレーション作品です。ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展2015年にて展示した「掌の鍵」を帰国記念展の際に再構成しました。この作品も「掌の鍵」で使用した大量の赤い糸と世界中から提供された人が使った鍵が使用され、さらに新たなモティーフとして、5つの古い扉を使用しました。空間を埋め尽くすほどの大量の赤い糸が15000個の鍵に繋がっており、今にも途切れてしまいそうな危うい緊張感があります。鍵はもちろん、ベルリンから持ち込まれたという5つのドアからも時間の流れや人の想いが感じられます。
制作年
2016年
制作場所
日本