記憶のかたち

Form of Memory

塩田千春

作品解説
「記憶のかたち」は塩田千春によるインスタレーション作品です。塩田千春は生と死、そして「生きることとは何か」という人間の根源的な問題に常に向き合い探求し制作をおこなっています。この作品では、天井を覆うほどの真っ黒な糸と、様々な形の古びたブラシが繋がれています。ブラシは蜘蛛の巣に引っかかっているかのようにも見えますが、一方で順番を待ち並んでいるようにも見えます。これまでの「鍵」「靴」「船」といったモティーフと同じように、古びたブラシからは時間の流れや人の想いを感じることができます。
制作年
2018年
素材/技法
毛糸、毛のないブラシ
制作場所
日本
所蔵美術館
    ケンジタキギャラリー