ささやきの森

Whispering Forest

クリスチャン・ボルタンスキー

作品解説
『ささやきの森』はクリスチャンボルタンスキーが豊島・檀山の中腹にあたる森林の中に作ったインスタレーション作品で、そこでは400個の風鈴が風に揺れ動き、静かな音を奏でます。風鈴の短冊には、これまでに訪れた人々の名前が書かれています。フランス現代美術を代表する作家クリスチャンボルタンスキーは、世界各国の様々な美術展に参加し「生と死」を一貫して作品のテーマとする作品を残してきました。「この作品は終わりのない作品であり、いつかこの森が風鈴の音で満たされることを願っている。そして、やがてこの場所は、私の名前が忘れ去られたあとも、人々が大切な人を敬うために訪れる巡礼の地になるかもしれない」と彼は語っています。
制作年
2016年
素材/技法
風鈴と短冊のインスタレーション
制作場所
日本