生者の心における死の物理的な不可能さ
The Physical Impossibility of Death in the Mind of Someone Living
ダミアン・ハースト
作品解説
ダミアン・ハーストはイギリスの現代美術家でコンテンポラリー・アーティストの中でも代表的な存在です。その作品は独特で、死んだ動物をホルムアルデヒドによって保存したシリーズが有名です。1990年代にから活動に注目が集まっていましたが、いつも物議を醸していました。そんな彼の代表作である『生者の心における死の物理的な不可能さ』は、ガラス容器に入ったホルムアルデヒドに漬けられた全長4.3メートルのイタチザメの作品です。オリジナルのサメは腐敗し、2006年に新たな標本にサメが交換されるということも起きています。作品には賛否両論ありますが、ダミアン・ハーストはこの後にもサメの標本を題材にした作品を製作しています。彼は生と死をテーマとしショッキングなアート作品を発信し続けています。
制作年
1991年
素材/技法
ガラスケース・ホルムアルデヒドに漬けられたイタチザメ
制作場所
イギリス