天国への入り口
Doorways to the Kingdom of Heaven
ダミアン・ハースト
作品解説
『天国への入り口』は2007年のダミアン・ハーストによる作品です。ダミアン・ハーストは死んだ動物をホルムアルデヒドによって保存したシリーズが有名で、1990年代からイギリスで注目されるアーティストです。この作品は彼の他の作品に見られるようなグロテスク性はなく、教会のステンドグラスのように美しい扉となっています。しかし蝶の標本を使っているという点で、ダミアン・ハーストらしい生物の避けられない「死」を予感させます。作品には賛否両論ありますが、現在ではイギリスでも最重要の芸術家とみなされる存在となっています。
制作年
2007年
素材/技法
キャンバス・蝶
制作場所
イギリス