岸辺の若い女性

Young woman on the shore

エドヴァルド・ムンク

作品解説
ムンクがノルウェー、ドイツ、イタリアなど、ヨーロッパ各地を周遊しつつ制作活動をしていた頃の作品です。彩度の低い青を基調とした海岸を背景に白いドレスを着た女性の後ろ姿が描かれます。海を見つめるその後ろ姿に、消えて無くなりそうな孤独感が滲み出ています。ムンクの主要なテーマである愛と死には、幼少期に母や姉を亡くした経験や屈折した女性関係が色濃く影響していると言われています。
制作年
1896年
素材/技法
キャンバスに油彩
制作場所
フランス
所蔵美術館
ジャンル