母と娘

Mother and Daughter

エゴン・シーレ

作品解説
この「母と娘」はエゴンシーレの作品の中でも落ち着きがあり、暖かい空気感に包まれています。エゴンシーレといえば激しいエロティシズムや力強い人体表現、暗い色彩が主な特徴ですが、この作品では穏やかな幸せに満ちた母と娘の姿が描かれています。エゴンシーレは内面を作品に表す画家なので、この時期の彼の精神は穏やかなものだったのかもしれません。
制作年
1913年
素材/技法
水彩、紙、鉛筆、ガッシュ
制作場所
オーストリア
所蔵美術館