エーディトの肖像

Portrait Of Edith Schiele In A Striped Dress

エゴン・シーレ

作品解説
1915年のこの作品はエディト・ハルムスという女性と結婚をした年に描かれたものです。エディト・ハルムスは、妹のアデーレと両親とともに、エゴンシーレのアトリエの向かい側に住んでいました。エゴンシーレは21歳の時にヴァリ・ノイツェルという17歳の少女と出会いますが、この作品が描かれた時期にヴァリ・ノイツェルに別れを告げエディト・ハルムスと結婚をします。しかし実際にはエゴンシーレはどちらとも関係を続けようとしていたといいます。さらにはエディト・ハルムスの妹のアデーレとも性的関係にありました。この肖像画は、6月に結婚した後の8月に完成しました。エディト・ハルムスは妊娠しますが、スペイン風邪にかかり亡くなってしまいます。さらにその3日後にエゴンシーレもスペイン風邪にかかり亡くなったのでした。
制作年
1915年
素材/技法
油彩、キャンバス
制作場所
オーストリア
所蔵美術館
    デン・ハーグ市美術館
ジャンル