死せる街Ⅲ

Dead City III (City on the Blue River III)

エゴン・シーレ

作品解説
母親の故郷であるクルマウを訪れたエゴンシーレは「死せる街」というテーマの絵を好み、1910年から1912年の間に、このタイトルを含む6つの作品を製作しました。人物だけでなく土地や都市にも興味を持つきっかけとなったヨーロッパ全土への旅はエゴンシーレの作風を大きく変えます。激しいエロティシズムや力強い人体表現はここにはありませんが、暗い色彩を操るエゴンシーレの典型とも言える表現方法がこの絵でははっきりと見ることができます。暗い屋根の家は深い色をした青い川に取り囲まれ不気味な印象で、一見誰も住んでいないようですが、洗濯物が窓から出ていることから人が住んでいることが伺えます。
制作年
1911年
素材/技法
油彩、板
制作場所
オーストリア
所蔵美術館
ジャンル