アルトゥール・ロスラー

Arthur Roessler

エゴン・シーレ

作品解説
アルトゥール・ロスラーはエゴンシーレを支援した人物で、大きなスポンサーでした。「新たなる芸術の集い」というエゴンシーレらの新たなグループの展示会で出会います。編集者、作家、芸術コンサルタント、美術史家、美術評論家でもあったアルトゥール・ロスラーは才能ある芸術家を発掘することに意欲的に取り組みました。エゴンシーレが若くして素晴らしい才能の持ち主だと直感したアルトゥール・ロスラーはエゴンシーレに肖像画も注文しました。ここでは服から髪や肌の色までがトーンの異なる茶色で統一して描かれており、落ち着きを感じさせます。絵の中のアルトゥール・ロスラーには知的な印象さえ持ちます。
制作年
1910年
素材/技法
油彩、キャンバス
制作場所
オーストリア
所蔵美術館
    ウィーン・ミュージアム
ジャンル