裸で座る女

Seated Female Nude with Raised Arm

エゴン・シーレ

作品解説
エゴンシーレの妹のゲルトルート・シーレをモデルにした「裸で座る女」は1910年の作品です。エゴンシーレは数多くのヌードの肖像画を描きましたが、その多くは大胆でエロティックなポーズをとっていたり過激な印象を与えるものですが、この作品ではそういった表現はありません。むしろ落ち着きがあります。またエゴンシーレ独特の筋肉質な肉体は表現されず優雅な裸体が描かれています。このような人体表現にはグスタフクリムトの影響が見られます。同系色で統一された体は脚、腹部、顔の濃淡がはっきりしていて優美さを際立たせています。妹ゲルトルートはこの作品だけでなく、頻繁にエゴンシーレのモデルとなっています。
制作年
1910年
素材/技法
黒クレヨン、水彩、紙
制作場所
オーストリア
所蔵美術館
    ウィーン・ミュージアム