オレンジのドレスでひざまずく女

Kneeling Female in Orange-Red Dress

エゴン・シーレ

作品解説
「オレンジのドレスでひざまずく女」はエゴンシーレの1910年の作品です。エゴンシーレのインスピレーションの多くが少女で、彼は28年の短すぎる人生の中で数多くの女性を描きました。幼い少女たちをモデルにし、卑猥なポーズをとらせたり性的関係を持ったことで禁固刑にもされています。エゴンシーレは同じウィーン出身の画家であり、ウィーン分離派の第一人者であったグスタフクリムトから多くの影響を受けています。この絵に見られるような大胆でアンバランスな構図やゆがんだ人体表現はグスタフクリムトの女性描写にも見られます。
制作年
1910年
素材/技法
黒チョーク、ガッシュ、紙
制作場所
オーストリア
所蔵美術館