バラ

Roses

ゲルハルト・リヒター

作品解説
『バラ』はゲルハルト・リヒターの1994年の作品です。フォトペインティングと呼ばれる手法を用いた作品で、フォトペインティングとは写真を大きく引き伸ばし、それを筆で描いていく手法です。しかし1994年のこの『バラ』は写真がぶれたように横線が入っています。カメラを素早く右から左に動かしたような、瞬間的な場面です。リヒターは50年以上のキャリアの中で様々なスタイルを用いた作品を残し、モザイクのように多くの色を並べた「カラー・チャート」、灰色の絵具で塗った「グレイ・ペインティング」、様々な色を折む「アブストラクト・ペインティング」など「ドイツ最高峰の画家」と呼ばれるだけの貴重な作品を製作しています。
制作年
1994年
素材/技法
キャンバスに油彩
制作場所
ドイツ
所蔵美術館
    個人蔵
ジャンル