こよみのよぶね
KOYOMINOYOBUNE
日比野克彦
作品解説
『こよみのよぶね』は一年で最も夜が長い冬至の日、鵜飼で有名な岐阜県の長良川にて行われるイベントです。時を表す数字1~12と開催年の干支をモチーフにした巨大な行灯が、鵜飼船にのせられ浮かびます。岐阜は『清流の国』とも呼ばれ、古くから川文化に育まれた工芸や産業が栄えてきました。千年以上の歴史を誇る美濃和紙や、提灯、和傘づくりなどがそうです。その川文化を背景に巨大行灯は地元の和紙と竹を使用して作られています。幻想的な景色を見ながら過ぎ行く時を振り返り、また来る時に思いを馳せる。2006年に地元出身の日比野克彦の発案がきっかけとなり、毎年開催される岐阜の冬の風物詩となっています。
制作年
2006年-現在
素材/技法
竹、和紙
制作場所
日本