Cabagged head

Cabagged head

イケムラレイコ

作品解説
イケムラレイコの作品には、しばしば動物と人間、人間と植物、建物と生き物などの融合がみられます。『Cabagged head』はその融合によって想像的なものと現実的なもの、象徴性と実在性の「中間に存在するもの」を示唆し、アーティストが探求する存在の多様性を訴える作品になりました。イケムラレイコは1970年代にスペインに渡り、その後スイスで現代美術家として本格的に活動を開始、1980年代からはドイツを拠点に活躍をしています。海外での活動を通し、地球上に存在する共同体にいながらも他者であり続ける自らを象徴するように、相対するものの中間に存在する揺らぎを表現し、人間の存在と多様性を根源的に問い続けています。
制作年
1994年
素材/技法
テラコッタ、施釉
制作場所
不明
所蔵美術館
ジャンル