「Direction」シリーズ

Direction

名和晃平

作品解説
「「Direction」シリーズ」は2011年から始まった名和晃平の作品シリーズの1つで、垂直に張ったキャンバスの上端から顔料を滴らせて制作される平面作品です。モノクロームの反復、自律的な階調が強いコントラストが生み出されます。定規やマスキングテープ等を使わずに、機械的な線が引かれていく過程の映像も作品とともにしばしば展示されています。この作品に関して名和晃平は「あれは、今僕達がいる空間の中に既にある線だとも言えます。物体が地面に向かって引き寄せられる現象、つまり、常に自分たちの身体が感じ続けている力が視覚的に表れた線ですよね。」と語っています。
制作年
2013年
素材/技法
リトグラフ
制作場所
不明
所蔵美術館
    SANDWITCH