Throne

Throne

名和晃平

作品解説
「Throne」は名和晃平による高さは10m以上、重さは3トンにも及ぶ巨大な彫刻作品です。ルーブル美術館で行われた、日仏合同プロジェクトである「ジャポニスム2018」にむけて制作されました。この作品は江戸時代末期までに極度に発達した各地の山車のリサーチから生まれ、曲線と直線が複雑に混ざり合った奇抜な造形が特徴的です。タイトルの「Throne」とは玉座を意味する言葉で、作品には「権力や権威の象徴」という意味が込められています。作品を覆う黄金は金沢でつくられ、京都の職人たちが手仕事で貼ったもので、日本の技術がふんだんに取り入れられています。30のパーツで構成される複雑な造形は、コンピューター上でデジタルクレイ(粘土)を用意し、その中で削り出され作られたそうです。
制作年
2018年
素材/技法
ミクストメディア
制作場所
フランス
ジャンル