白猫
White cat
熊谷守一
作品解説
この「白猫」は「白仔猫」の続きの作品です。一緒に見ると、仔猫から成猫へと大きくなっているのがわかります。守一は明治13年に岐阜県中津川市で生まれましたが、昭和初期から東京都豊島区千早に引っ越し、庭にやってくる昆虫や小動物などをよく描いたそうです。「白猫」もそのひとつ。自宅に住み着いた野良猫を成長に従って描いたものです。単純な構図ですが、猫の特徴や質感をよく捉えているのがわかりますね。。
制作年
1958年
素材/技法
キャンバスに油彩
制作場所
東京