歓喜の鐘

Bell of Joy

岡本太郎

作品解説
愛知県名古屋市の九国寺の住職の依頼により制作され、境内に設置された梵鐘。上部に角のような無数の突起がある個性的な鐘で、下部には魚や仏などさまざまな生き物が浮き彫りにされ、鐘そのものが曼荼羅のような様相を呈しています。お寺の鐘とも芸術作品ともいえるこの「歓喜の鐘」は、大晦日の除夜の鐘として鳴らされ、角のような形状により音が独特な反響を残すといわれています。なお同作の小型の試作品5点のうち1点は、東京の岡本太郎記念館に設置されています。
制作年
1965年
素材/技法
不明
制作場所
日本
所蔵美術館
    久国寺