家系図

family tree

大竹伸朗

作品解説
大竹伸朗は1980年代初頭から幅広い活動を行う現代美術家でペインティングのほかインスタレーション作品、レコードカバーやブックカバーのデザイン、絵本、エッセイ、アートブックといった書籍の出版も行っています。『家系図』は大竹伸朗が東京から愛媛県宇和島に移住して間もない頃に、古ぼけた写真類、造船の木材などを集めて作った作品です。時間や記憶を集めたようなコラージュですが、中央には白い布や廃材を使った奇妙な形の物体があります。これはまるでレディメイドの代表作であるマルセルデュシャンの『泉』を彷彿させるようです。マルセルデュシャンへのオマージュとも受け取れます。
制作年
1986 - 88年
素材/技法
写真、廃材、木材など
制作場所
日本
所蔵美術館