夕照

不明

上村松園

作品解説
『夕照』は1912年から26年に描かれた作品で、紅葉舞い散る中の女性を描いています。大正期の上村松園の作品ですが、女性は江戸時代の髪型や着物を纏っていて、扇を上げて振り返る姿などは、浮世絵などの研究が活かされています。季節感も盛り込まれた上村松園らしい作品です。凛とした強さを持ちながら奥ゆかしさも持ち合わせる女性は松園が描く美人画の特徴と言えます。1948年には女性として初の文化勲章も受賞しています。
制作年
1912年から26年
素材/技法
不明
制作場所
京都
所蔵美術館