A wind

上村松園

作品解説
1939年の上村松園の作品『風』は、強い風に袂をひるがえし、裾を乱す女性を描いたものです。浮世絵にはよく見られる作図で、彼女の日本画の研究の深さが伺える動的な作品となっています。上村松園は昭和に入って画技が高い境地に円熟し、この作品も後期の澄んだ作調を示す一例です。松園は1948年には女性として初の文化勲章も受賞しています。
制作年
1939年
素材/技法
不明
制作場所
京都
所蔵美術館
    北野美術館