フローラ

flora

ヤノベケンジ

作品解説
ヤノベケンジによって制作された作品『フローラ』は2015年の作品です。『フローラ』はヤノベの2011年の『サン・チャイルド』『サン・シスター』と関わりがあります。『サン・チャイルド』は東日本大震災と福島第一原子力発電所事故からの復興と再生への願いを託した像として、福島市の施設に設置されましたが、防護服を着た子どもがヘルメットを脱いだ姿が放射能の風評被害を助長するという批判が起こりました。『サン・シスター』は『サン・チャイルド』の姉のような存在として作られた作品です。そして『フローラ』は『サン・シスター』の衣装が変わった姿で、放射能防護服は着ず、希望の世界の到来を告げる少女像、また生態系を象徴する姿として、花の女神として制作された巨大な作品です。
制作年
2015年
素材/技法
FRP、鉄、油圧ユニット
制作場所
日本