花咲ける妻有

草間彌生

作品解説
「花咲ける妻有」は、「大地の芸術祭の里」の常設展示として設置されている野外彫刻です。「大地の芸術祭の里」とは新潟県十日町市・津南町の越後妻有地域のことで、3年に1度開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の舞台。地域に内在するさまざまな価値をアートを媒介として掘り起こし、その魅力を高め、世界に発信し、地域再生の道筋を築くことを目指しています。芸術祭は3年に1度ですが約200点の作品が里山に常設され、「越後妻有里山現代美術館キナーレ」を中心に世界的なアーティストの作品に触れることができます。「花咲ける妻有」はほくほく線のまつだい駅の目の前「農舞台」に展示されています。この作品に草間は、『私が作った巨大な花の野外彫刻作品がここに置かれて妻有の空気を讃美し、美しい陽光を天からそそがれて、この上ない心の安らぎをおぼえている。……野外彫刻は全世界と日本を含めて数ヶ所作った中でも「花咲ける妻有」は私のお気に入りのナンバーワンである』との言葉を寄せています。
制作年
2003年
素材/技法
立体作品
制作場所
日本
所蔵美術館
    大地の芸術祭の里
ジャンル