シャングリラの華
草間彌生
作品解説
「霧島アートの森」の森を入ったところに展示されている野外彫刻作品が「シャングリラの華」です。霧島アートの森は、湧水町高原フェスタ彫刻造形展が開催された栗野岳レクレーション村の隣にある美術館で、野外展示作品の充実する野外美術館でもあります。「シャングリラShangri-La」とはイギリスの作家ジェームズ・ヒルトンが1933年に出版した小説「失われた地平線」に登場する理想郷の名称で、一般的に「理想郷」を指す言葉としても使われています。「シャングリラの華」は不老不死の桃源郷に色鮮やかに咲きほこる花がテーマで、生命・魂・希望を表した作品。幼い頃の夢に出てきたような大胆なフォルムと鮮やかな色彩に、作者の純粋な心や子供のような無邪気さが感じられます。
制作年
2000年
素材/技法
立体作品 セメント・強化プラスティックなど
制作場所
日本