宇宙にとどけ、水玉かぼちゃ

草間彌生

作品解説
「宇宙にとどけ、水玉かぼちゃ」は、メタリックなかぼちゃと鏡の反射、赤の色彩が特徴的な立体作品です。高さ2メートルの巨大なアルミ製のかぼちゃを中央に配し、周囲には水玉のミラーが多数施され、ミラーの中で世界が無数に増殖していきます。かぼちゃは草間彌生の代表的なモチーフのひとつで、「実際の南瓜がそれぞれ豊かな表情を持っているように、わたしの南瓜だってどれ一つとして同じではない」と草間自身が語るように、実に様々な形、色、素材で制作されてきました。この作品は、草間のかぼちゃ作品のひとつの到達点と言えるでしょう。十和田市現代美術館での草間彌生「十和田でうたう」展(2010年)や、フォーエバー現代美術館「草間彌生 永遠の南瓜展」(2018年-2019年)などで展示されています。
制作年
2010年
素材/技法
立体作品 アルミニウム
所蔵美術館
    作家蔵
ジャンル