TADANORI YOKOO
Made in Japan, Tadanori Yokoo, Having Reached Climax at the Age of 29, I Was Dead
横尾忠則
作品解説
横尾忠則は日本の美術家であり、グラフィックデザイナーです。横尾忠則はもともとグラフィックデザイナーとしての経験を積み、のちに画家としての道を選びました。幼い頃から美術の才能に優れており、学生時代からポスター作品が入賞したり、新聞社からスカウトを受けたりと様々な場面で注目されていました。彼は死と精神世界に興味を持ち、交流のあった三島由紀夫の死を受けインドを度々訪問していました。画家への転身のきっかけはニューヨーク近代美術館での「ピカソ展」で、のちに自身もニューヨーク近代美術館で個展を開催することとなります。そのニューヨーク近代美術館にあるのがこの「TADANORI YOKOO」です。自身が首吊り自殺をしている様子が描かれており、「HAVING REACHED / A CLIMAX AT THE AGE OF 29 / I WAS DEAD」と首つりの男が「29歳で死んだ」ことを暗示するメッセージが記されています。
制作年
1965年
素材/技法
紙にシルクスクリーン
制作場所
日本