まぼろしの犬のピラミッド

奈良美智

作品解説
「まぼろしの犬のピラミッド」は奈良美智の作品一つで、1991年に描かれた初期の作品です。同年に奈良美智は「犬の山」「まぼろしの犬の山」といったシリーズでの作品制作を行っています。これまでの作品では犬は1匹、次が5匹だったのに対して、この作品では33匹の同じフォルムの犬が描かれています。さらにピラミッドの最下層右側には犬ではなく「犬がいた」という言葉が書かれています。さらにピラミッドの手前にはお乳がある大きな犬が描かれていますが、この後の立体の作品では10本足の犬が登場するので、もしかしたらお乳ではなく足なのかもしれません。
制作年
1991年
素材/技法
コットン・アクリル
制作場所
日本
所蔵美術館
ジャンル