サルバトール・ムンディ
Salvator Mundi
レオナルド・ダ・ヴィンチ
作品解説
《サルバトール・ムンディ(救世主)》はイエス・キリストの肖像が描かれたもので「男性版モナリザ」と呼ばれることもあります。キリストは青いローブを着用し、右手を上げて指をクロスさせ、左手に水晶玉を持ち祝祷を行っています。この作品は17世紀にイギリス王室が所有していたという記録の後、長く行方不明になっていました。再発見されたのは1900年です。ダ・ヴィンチの真作と鑑定されたのは105年後の2005年。2011年にはロンドンのナショナル・ギャラリーで、修復後、はじめて公開されました。2017年にクリスティーズでオークションにかけられると、4億5000万ドルで落札されています。ダ・ヴィンチの作品では唯一の個人蔵で、落札者は伏せられています。よほどのお金持ちなのは間違いありませんね。
制作年
1500年ごろ
素材/技法
油彩
制作場所
フィレンツェ