サント=ヴィクトワール山

Mont Sainte-Victoire

ポール・セザンヌ

作品解説
「サント=ヴィクトワール山」のタイトルでセザンヌは約60点もの作品を描いていますが、この作品は彼の晩年に描かれたものです。セザンヌの晩年の作品はのびやかな筆使いが特徴的で、筆のラインを長方形と正方形のモザイクのように扱っており、抽象的な作風で描かれています。この作品では、色面を用いて同じ要素がそこにあることを示唆するという手法が用いられており、背景のサント=ヴィクトワール山以外の要素にはほとんど輪郭がありません。それにもかかわらず、赤い屋根の民家が点在している緑豊かな山の麓の美しい様子が作品から見て取れます。
制作年
1902年 - 1904年
素材/技法
キャンバスに油彩
制作場所
エクス=アン=プロヴァンス