球体のガラテア
Galatea of the Spheres
サルバドール・ダリ
作品解説
ダリの妻であるガラテアを球体と組み合わせて描いた作品です。ダリは1945年初期に投下された原爆に影響を受け、興味を抱いた原子分理学に基づいてこの作品を作成しました。ガラテアと組み合わされた球体は、原子の粒子を表しており、物質は原子で構成されていて、互いに決して触れ合わないという特性を知って、その現象をこの作品で表現しています。また、ダリはこの作品内で、原子理論をカトリックへの信仰とも組み合わせようとしていたようです。
制作年
1952年
素材/技法
キャンバスに油彩
制作場所
不明