パン籠(恥辱よりは死を!)

The Basket of Bread

サルバドール・ダリ

作品解説
「パン籠~屈辱よりは死を~」は、ヨーロッパの復興計画におけるプロパガンダに採用された経歴を持つ作品です。この作品でテーブルギリギリに置かれたパン籠に描かれているパンの役割についてダリは、「パンは私が初めてフェティシズムと執念を題材として描いたものであり、私が畏敬の念を抱いた最初で最後のものである。私は19年前にも同じような作品を描いた。よく注意して二つの作品を見比べてみるといい。皆さんは目の当たりにするだろう。原始主義から芸術至上主義へと移り変わっていく歴史を。」と語っています。また、この作品は、原爆が投下された日本を描いたものとも言われています。
制作年
1945年
素材/技法
キャンバスに油彩
制作場所
不明
所蔵美術館
    ダリ劇場美術館