陶淵明

Tao Yuan-ming

横山大観

作品解説
陶淵明(とうえんめい)は中国の故事を題材にした作品で、金の屏風には大きく男性が描かれており、六朝時代の詩人、陶淵明の代表作「帰去来辞」を題材にしています。大観はこの画題を好んでいたようで、この作品以外でもたびたび描いています。画面では、山々へ飛び立つ鳥の姿と松の幹にそっと手をおいてその様子を眺めている男性が描かれており、男性の大胆な配置は琳派の影響があると言われています。
制作年
1913年
素材/技法
紙本墨画彩色
制作場所
東京
所蔵美術館
ジャンル