六歌仙図押絵貼屏風
伊藤若冲
作品解説
2016年12月から 2017年1月にかけて京都国立博物館で開催された、アニバーサリーイヤーの特集陳列「生誕300年 伊藤若冲」。そこで初公開された大作が「六歌仙図押絵貼屏風」です。平安時代初期に歌仙と称された、在原業平や小野小町など6人の歌人を描いた屏風絵です。向かって左の僧形の人物から、喜撰法師、僧正遍照、小野小町、大友黒主、文屋康秀、在原業平。一見普通の六歌仙図のようですが、それぞれの個性を顔立ちやポーズに反映させ、どこか朴訥としたユニークな雰囲気を漂わせています。
制作年
1791年?
素材/技法
六曲一隻
制作場所
日本