虎渓三笑図

The Three Laughters of Tiger Ravine

曾我蕭白

作品解説
『虎渓三笑図』は、中国の故事を表したものです。国江西省九江県の南方の廬山東林寺の前の渓谷、虎渓。この東林寺にいた高僧慧遠 (えおん) は修業者の指導をしていましたが,客を送るときも虎渓の橋を越えることがなかったそうです。そんなある日,陶淵明,陸修静の2人がやってきました。帰る時がきても話が止まず、見送った慧遠は、気付いた時にはすでに虎渓を超えてしまっていたのです。そのことに気づいた3人は大笑い。楽しいエピソードなので、中国や日本の画題として好まれているモチーフです。
制作年
不明
素材/技法
紙本墨画
制作場所
日本
所蔵美術館
    千葉市美術館
ジャンル