再生
池田学
作品解説
"『再生』は、2001年に浜松美術館が開催した「第4回はままつ全国絵画公募展」で対象を受賞した作品である。自然と人間との関わりがテーマのこの公募展に応募した池田の作品は、443点の中から大賞を受賞することとなった。|『再生』のモチーフとなった船は、池田が静岡県の伊豆に行ったときに座礁し廃墟となっていたタンカーの姿がもとになったといわれる。|人類の知恵によって創造され使われてきた船が朽ち、海の底で珊瑚や海藻によって魚たちが生活を営む豊かな島へと再生していく、そんな様子が描かれたこの作品。人工物である船が、自然の力によって再生していく様子は、自然の力の偉大さと、希望を見るものに感じさせる。|"
制作年
2001年
素材/技法
紙にペン、カラーインク
制作場所
東京