絵画

Painting
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絵画とは造形美術のひとつで、なんらかの支持体の上に顔料などの絵の具を用いて表現した平面の作品で、「絵」や「画」とも呼ばれています。
絵画ははるか昔に生まれた表現法で、石器時代などの先史時代(数十万年前)にはすでに行われていた痕跡が残っており、もっともメジャーで深い歴史のあるアートです。

絵画はまず、なにを支持体にしているかによって分類されます。支持材にはいろいろな種類があり、古くは洞窟画や岩壁画にはじまり、やがて壺絵や壁画へと発展します。その後は板絵が描かれるようになり、絵画のふちどりを装飾した、祭壇画や額縁画が登場します。
時代とともに絵の具が進化したため、やがて絵画は絵の具の種類によっても分類されるようになります。フレスコ画、テンペラ画、油彩画、水彩画などがそうですが、版画やコラージュなど、彫り絵や糊付けによる作品も「絵画」のひとつのスタイルとして位置づけられています。

また、絵画は何をテーマにしているかによっても分類されます。例えば、歴史画、神話画、宗教画、風景画、静物画、肖像画、風俗画、戦争画など、その分類はじつに多彩です。
さらには表現方法によっても分類されます。古典主義、ロマン主義、印象主義、写実主義、表現主義、抽象表現主義などです。
現代アートでは、絵画における新しい動きがさらに活発化しており、「絵画」の概念を決めるのが難しくなっていますが、平面による作品は広い意味で絵画に分類されています。