アトムスーツプロジェクト
Atom Suit Project
ヤノベケンジ
作品解説
『アトムスーツプロジェクト』は現在最も注目される日本の現代美術作家の一人ヤノベケンジによるプロジェクトと作品です。彼は「子供時代の記憶や関心」に基づき近未来的な機械彫刻を制作してきました。1997年に鉄腕アトムにどことなく似た形の放射線感知服「アトムスーツ」を身にまとい、チェルノブイリ原発や大阪万博跡の万博記念公園の跡地などを訪れる「アトムスーツ・プロジェクト」を敢行しました。これはヤノベにとって、子供のころに感じた「未来の廃墟」へもう一度戻るための「時間旅行」でした。チェルノブイリ訪問から得た貴重な経験に基づき、ヤノベはその後制作テーマを「廃墟からの再生(リバイバル)」へと移行していきました。
制作年
1997 - 2003年
素材/技法
なし
制作場所
日本