影の劇場

Shadow Theater

クリスチャン・ボルタンスキー

作品解説
『影の劇場』はクリスチャンボルタンスキーによる「亡霊たち」をテーマとした作品です。ガイコツやコウモリが踊るような幻想的な影絵で、近年のクリスチャンボルタンスキーとは一味違います。写真インスタレーションと現代フランス語のコンセプチュアルスタイルで最も有名なクリスチャンボルタンスキーは1980年代頃から光を基本とした作品を制作しました。彼自身はユダヤ人であり、ホロコーストの時代に生きた両親を持つ彼は、ナチスによるユダヤ人の大量殺人など、人間の経験と苦しみを無残に思い出させるもの、「生」と「死」を題材にし、人々の記憶に留められる作品を作り続けています。ボルタンスキーはこの作品『影の劇場』を過去に東京都庭園美術館で展示されています。
制作年
1984年
素材/技法
布、照明器具、影絵のインスタレーション
制作場所
不明
所蔵美術館