東京都庭園美術館

Tokyo Metropolitan Teien Art Museum
東京都庭園美術館
1983年に開館した東京都庭園美術館は、建築とデザイン、装飾のトータルな価値を誇る、国際的にも類のない美術館です。その特色は何といっても建物の美しさ。戦前にパリに遊学した朝香宮夫妻の邸宅として、当時最新の建築様式によって1933年に建造されたものです。特に内部のデザインは、壁飾りから家具、照明器具にいたるまでアール・デコとよばれる装飾様式で統一され、そのモダンな優美さは息をのむほどです。主要な内装は当時のフランスを代表する装飾美術家ルネ・ラリックやアンリ・ラパンの、基本設計は宮内省内匠寮の建築家だった権藤要吉の手によるもの。後世に伝えるべき名建築として、2015年には国の重要文化財に指定されました。日本のアール・デコの記念碑として、来館者を魅了し続けています。
開館時間
10:00-18:00 (入館は17:30まで)※庭園のみ公開の期間は旧朝香宮邸(本館)と新館には入館不可
定休日
毎月第2・第4水曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)年末年始
入館料
入館料:展覧会によって異なるため要確認。庭園入場料:一般200円(160円)大学生(専修・各種専門学校含む)160円(120円)中・高校生・65歳以上100円(80円)※(  )内は20名以上の団体料金※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料※展覧会のチケットで庭園にも入場可。減免規定:①身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名様まで)は無料②都内の小・中・高校生を教師が引率して来館する場合は入場料が無料③公益財団法人東京都歴史文化財団が運営する施設の「友の会」会員は2割引

無料開放日
①第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料②親子ふれあいデー(毎月第3土曜日と続く日曜日<家族ふれあいの日>)は18歳未満の子を同伴する都内在住の方2名まで庭園の入場料金が半額
TEL
03-3443-0201(代表)10:00-18:00、03-5777-8600 (ハローダイヤル)
URL
https://www.teien-art-museum.ne.jp/
住所
〒108-0071  東京都港区白金台5-21-9
地図
所蔵作品
小卓子(テーブル)設計:水谷正雄(宮内省内匠寮工務課)制作:小澤隆江(小澤慎太郎商店)1932年頃、電灯式多枝型燭台「ロワトレ(キクイタダキ)」ルネ・ラリック1931年、ラパンの花瓶 №12「早春」アンリ・ラパン(器形デザイン)イヴ・テリアン(図案)セーヴル製陶所(窯)1935年、燭台「トウキョウ」ルネ・ラリック1935年、「サント=ヴィクトワール山麓 2人の子どものいるプロヴァンス地方の風景」アンリ・ラパン1920-30年代