2018/08/27

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バンクシーのグラフィティアート作品20選

「芸術テロリスト」
バンクシーの代表作品20選

世界的に有名なグラフィティアーティスト、バンクシー(Banksy)は、ロンドンを中心に活動する正体不明の覆面アーティストです。その名は世界中に知れ渡っているにもかかわらず、本名や顔、年齢など、彼の実態を知る人がいない、謎に包まれた存在です。

バンクシーは、一部の人からは「芸術テロリスト」と呼ばれることもあり、世界各地に現れては絵を描き上げ、誰にも気づかれず、知らない間に立ち去ります。

彼が残す作品には、反資本主義・反権力など社会風刺的なメッセージや強い願いが込められ、見る人々を魅了すると同時に、私たちの生活に警鐘を鳴らしいています。

今回は、バンクシーの「壁は強大な武器になる。人の心をぶち抜くヤバイ武器だ。」という言葉を、まさに証明するような彼の作品たちをご紹介します。

 

No.1

覆面姿で今まさに、武器を投げつけようとしている少年の手には花束が握られています。
火炎瓶の代わりに花束が描かれたこの絵は、バンクシーの作品の中でもっとも有名な絵の一つで、暴力やテロに対するアンチテーゼ、平和への祈りのメッセージが感じ取れる作品です。

 

No.2

この文章は、女性活動家で知られるエマ・ゴールドンの「If voting changed anything they’d make it illegal」というスローガンを彷彿させる作品で、“何かを変える力とは何か?”ということを考えさせられる一枚です。

 

No.3

「PARKING」から、“KING”を消して「PARK」に、そしてブランコに乗る少女の絵が描き添えてあります。
子供たちの遊び場であった公園が駐車場へと姿を変え、遊び場が失われている、というメッセージが込められているのでしょうか。

 

No.4

浮気現場であろうことが一目で想像できるこの絵は、取り除くべきかどうか、という論争を巻き起こした1枚です。

この絵が描かれた当時のイギリスでは、グラフィティアートは市議会によって取り締まられ、落書きとして扱われて消されるのが普通でした。しかしこの絵は、取り除くべきか、そのままにするのか、という論争を巻き起こし、投票を行うまでの自体になったのです。

最終的には、残すべきという多くの支持を集め、そのまま残されることになった異例の作品です。

 

No.5

ショッピングカートとともに落下している女性は、落下しているにもかかわらず、その手を放さずぎゅっとカートを握りしめています。

この絵はロンドンの高級ショッピング街のビルに描かれており、消費社会・格差社会への風刺を表現しているように受け取れます。

 

No.6

つるはしが刺さりふたつに折れ曲がった公衆電話は、血をしたたり流し、まるで人間のように表現されています。
今ではほとんど使われることがなくなった公衆電話を人に例えたこの作品は、一体何を伝えようとしている作品なのか、見る人によっていろんな解釈ができる作品です。

 

No.7

真ん中に描かれた裸の少女は、新聞や文学、写真など、報道関係で顕著な活躍をした人に与えられるピューリッツァー賞を1973年に受賞した、ベトナム戦争でアメリカの空爆から逃げる少年少女の写真から抜き出されたもの。

アメリカの資本主義を象徴するミッキーマウスとマクドナルドに手を引かれている様子は、「アメリカ化」「グローバル企業による児童労働や搾取」「戦争」など、バンクシーのさまざまな皮肉や反対メッセージが読み取れます。

 

No.8

うつむき気味な男性が持つ花束からは花びらが散り、哀愁漂う様子が描かれています。

風刺的な作品とは違い、失恋や孤独といった言葉を連想させる、情緒的な作品です。

 

No.9

黒い影の少年が引っ張るのは冷蔵庫?さらに冷蔵庫からは、コードのように植物が伸びています。この少年は、何をしようとしているのでしょうか?

他のバンクシー作品とひと味違う、ユーモアのある、無邪気さを感じます。

 

No.10

「ghetto」とは、ユダヤ人街やユダヤ人強制収容所のことを指したり、アメリカでは特定の貧困地域、貧民街のこと、または黒人などを指す場合もあります。

「ghetto」という言葉は文脈によって多くの意味を持つため、この作品は貧困地域住民の生活に対する風刺・批判・人種差別である、などの様々な論争を巻き起こしました。

 

No.11

「What we do in life echoes in Eternit=私たちが人生ですることは、永遠に反響する、繰り返す。」と書かれている文章の、Eternityの部分を男性が消そうとしています。

「永遠に」の部分を消そうとしているのは、そんなことないよ、と希望を伝えようとしているのかもしれません。

 

No.12

「Poundland」という、1点1ポンド均一のお店(日本でいう100円ショップ)の壁に描かれた、ミシンでユニオンジャック旗をつくる少年の絵は、奴隷ともいえるような児童労働の上に成り立つ消費社会や、低賃金長時間労働を風刺しています。

この絵には、インドで7歳の少年が週100時間以上もの労働を強いられPoundlandの商品を作っていた、というニュースが報道されたとき、ちょうどイギリスではエリザベス女王の即位60周年を祝う式典が行われていた、という背景が隠されています。

 

No.13

この作品では、赤い風船が希望の象徴として描かれています。

この絵はバンクシーの代表作でもあり、2014年にはシリアの反戦キャンペーンのために、シリアの少女をイメージして新たに書き直された作品が発表されました。

 

No.14

兵士が家から運び出しているのは、テレビやラジオ。

戦争による情報統制や、戦争や兵士など武力による権力の正当化に対する風刺が読み取れます。

 

No.15

銃を置き、両手をあげる兵士と身体検査をする少女。

兵士と少女の役割が逆になったこの絵は、イスラエルの抑圧への皮肉や批判、パレスチナの開放というメッセージを孕んでいます。

 

No.16

“いいね”や“コメント”が全くもらえずに泣いている少年の絵は、SNSに翻弄されている現代社会を風刺した作品です。

この作品は、実はバンクーバーで活動するアーティストのもので、バンクシーがフェイスブックでシェアしたことで一躍有名になりました。

 

No.17

「お金ではなく、私は変化が欲しい」というこの言葉は、お金では解決できない問題がある、ということを訴えかけています。

 

No.18

バンクシーの作品には、チンパンジーを擬人化したキャラクターが度々見られます。

この作品はバンクシーが無名の時に描いたものだといわれ、社会的地位の低い若者の気持ちを表現しているとされています。

 

No.19

無邪気な2人の少年と、壁の向こうのビーチが描かれたこの壁は、イスラエルによって建設されたアパルトヘイト・ウォールで、イスラエルとパレスチナを分断する大きな壁となっています。この絵からは、バンクシーの平和への思いや、強い願いが受け取れます。

 

No.20

標識にはBanksyの文字と、よく見ると並んだコーンが徐々に地面に埋もれています。

日常の何気ない景色も、よく見れば不思議や違和感を覚えるものであふれている、というメッセージかもしれませんね。

 

まとめ

壁に描かれるグラフィティアートの多くは、落書きとして消されたり、他のアーティストに上書きされることが多い中、バンクシーの作品は描かれた壁ごと切り取られ、オークションに出品されてしまうほど人気があります。

正体不明かつ神出鬼没な彼の存在や行動も、私たちを惹きつけて止まない理由の一つです。

秘められたメッセージが見る人に疑問を投げかけ、様々な感情を呼び起こすバンクシーの作品。
今後も彼の動向から目が離せません!

 

 バンクシーについてもっと詳しく

 



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