2021/05/06

NFTアート現代アート
MAGAZINE

NFTアートとは?アート市場に起こる革命を分かりやすく解説

NFTアートとは?

ブロックチェーン技術を利用した全く新しい「NFTアート」。

高値での取引が連日のように話題になり、この新たなアート市場は大変活気を見せています。

野心を持ったアーティスト、投資家などの様々持ったプレイヤーが入り混じりNFTアート市場はますます過熱しています。

そんなNFTアートは何が新しく、またどのような特徴があるのでしょうか。

NFTアートの代表的な作品とともに解説していきます。

 

NFTアートとは?

ブロックチェーンのデジタル資産「NFT」

NFTとは「non-fungible token」の略で、「非代替トークン」という意味。

暗号資産などの基本技術であるブロックチェーンを使ったデジタル資産の一種で、コピー不可能で唯一性があるという特徴を持っています。

ブロックチェーン技術を使ったNFTアートは、所有者や真証性を証明書することができ、現実の絵画のように資産価値を持つものとして注目されているのです。

これまでのデジタルデータは、コピーが容易であり、資産的な価値を持たせることが困難でした。

一つから全く同じものが無数に複製できるため、オリジナルがいくつも存在するような状態だったからです。

しかし、NFTのようなブロックチェーン上でやり取りする方法は、所有者が明確に存在し、受け渡す際には手元からなくなります。

このように、データでありながら「唯一無二」で資産価値を持つというNFTに、アート界を中心に盛り上がりを見せています。

 

NFTプラットフォームとアート

NFTアートは画像や音楽といったデジタルコンテンツを、非代替トークン(NFT)化することで作られます

 

トークン化とは平たく言えば、「本物と確実に証明できるサイン」をするようなもの。

デジタルコンテンツをNFT化すると、すべての取引がデジタルデータに残り固有性と正統性が生まれます。

自分が所有しているという正統証明になり、これまでの所有者来歴も確認可能です。

 

これら通常難しいNFTのやり取りはNFTプラットフォーム化により簡略化。使いやすく、誰にでも参加できるようになっています。

また、NFTアートには作家から購入者へ販売する「プライマリーマーケット」と購入者が再販する「セカンダリーマーケット」があります。

資産価値を持ち、買い切りでなく再販可能なアートということで富裕層の間でNFTアートコレクションと投資需要が高まっています。すでに「約75億円」という高額な取引が行われたということからも、その需要の高さが伺い知れることでしょう。

既にNFTアート市場に参加している有名なアーティストにはこのような人がいます。

・Beeple(ビープル)
・ダミアン・ハースト
・ウルフ・フィッシャー
・3LAU
・Grimes
・Stevi Aoki
・村上隆

 

NFTアートの特徴

公平性がある 

NFTプラットフォームは、誰もが取引できる公平でオープンな場所です。

参入障壁が低く、どこにいようがどんな人であろうがアートを売りに出すことが可能になります。

現在のアート市場はギャラリーやアート会社とのコネクションを築く必要があり、全ての人に開かれているとは言い難い状況です。

例えば、黒人アーティストには差別とはいかないまでも偏見があり、思うようにアーティスト活動ができなかったりします。

そんな現状の問題点を乗り越え、新たな市場を創造する可能性があるのがNFTプラットフォームなのです。

 

将来的に高値になる可能性が大きい

NFTアートは投資の対象としても注目を浴びています。

NFTアートが話題にされ始めたのは2021年に入ってからと日が浅く、これからどんどん値上がりしていくことが予想されるからです。そのため、新たな市場が生まれる期待をこめての投資も多くなっています

また、NFTアートはアート産業を変えうる可能性を大きく持っていることでも注目されています。

日本ではまだあまり知られていないですが、様々な利点を持つNFTアートは日本でもブームになる日が来ることでしょう。アーティストの応援の意味もこめて新技術に先行投資してみるのもいいかもしれません。

 

ギャラリーやアート会社を介さなくても購入できる

NFTアートは、オンラインのプラットフォームを利用するので、いつでもどこでも購入することが可能です。

ギャラリーやアート会社を介する必要がないので、非常に手軽なのも利点です。

また、NFTアートはアーティストを直接的に支援することができます

通常であれば多額の手数料がとられるところ、ブロックチェーンを利用するためのわずかな手数料のみでアーティストへ経済的支援を行うことができるのです。

NFTアートはアーティストと支援者の、収益構造や関係性を変えるかもしれません。

 

NFTアートについての疑問を解決!

何が「NFTアート」になる?

デジタルのものであれば何でもNFTアートになり得ます。画像はもちろんのこと、音楽や映像もNFTアートです。

ツイートや実際の家の3Dプリントデータ、仮想世界の土地なども既にアートプラットフォームで高額で販売されています。

このようにデジタルでやり取りできるようなものであれば、すべてNFTアートになり得るのです。

NFTアートでは媒体ではなく、人々が価値が認めるかどうかが重要になります。

 

NFTアートコレクトは本当に価値があるの?

コピーできるNFTアートに価値はあるのか?と思う人も多いかもしれません。

というのも、NFTアートはデジタルなので、以前と変わらず誰でもダウンロードして見ることができるからです。

ですが、NFTアートは唯一無二の所有者になることができるという利点があります。どれだけコピーされたとしてもNFTの特性上オリジナルは必ず一つしかありません。

例えるならば、NFTアートの所有者はすでに本物と鑑定されたオリジナルの絵画を持っているようなもの。

ゆえにしっかりと所有感を満たすことができますし、価値もそれに応じて存在するのです。

この特性は、現物を所有する従来のコレクションとなんら変わりのないことでしょう。

 

NFTアートはどこで買える?

NFTアートプラットフォーム「opensea」

代表的なNFTアートプラットフォームには「opensea」「Rarible」「HYPER EDITION」があります。

2017年にサービスを始めたNFTプラットフォーム「opensea」はNFTマーケットプレイスの中では最大規模の取引額を誇っています。

NFTを無料で発行でき、販売する際までそれがかからないのが特徴で、オークション形式や即購入の仕組みなどもあります。HPも日本語対応となっており、気軽にチェックできます。

openseaの公式HPを見る

 

NFTアートの代表例

Everydays: The First 5000 Days by Beeple

この「The First 5000 Days」は史上初めてNFTアートとして購入されたものです。

ビープル氏によって制作されたこの「TheFirst 5000 Days」は、なんと$ 69,346,250(約75億円)という非常に高額な値段で購入されています。

もちろんNFTアートでは史上最高額だった訳ですが、これは現存するアーティストの作品全体の順位でも3位に入るほどの金額。

デジタルであっても現物と変わらないほどの高い価値を認められています。

TheFirst 5000 Days」とあるようにこの作品は、5000枚のデジタルアートを1つにまとめたもの。

ビープル氏が5000日に渡って制作したデジタルアート1枚1枚で構成されています。

 

TwitterCEOの「初ツイート」

デジタルであればなんでもNFTアートになり得ますが、なんとツイッターのツイートすら商品になっています。

ツイッターCEOのジャック・ドーシーは「just setting up my twttr(たった今、自分のツイッターを設定した)」という”つぶやき”を売りに出したのです。なおこのツイートは、史上初めてツイッター上でつぶやかれたものとのこと。

この20文字のつぶやきは、なんと約290万ドル(約3億1700万円)もの値段で落札。大きな話題を呼びました。

 

カリフォルニアの家 byKii Arens

アメリカのグラフィックデザイナーであるキイ・アレンスが制作した「221 Dryden Street comes」。

実在する家をベースに作られたこの作品は、購入することでアートのみならず家も入手することができます。

住宅とNFTアートは代替不可能という共通点を持ちますので、購入すればどちらも明確に所有できることになるわけですね。

これは、住宅の販促にNFTアートを用いた形です。

NFTアートの代替不可能性は、デジタルアートと物理世界のをつなげる役割を持つことも期待されています。

なおこの作品は、現在まだ売れていないそう。

 

村上隆「お花」

2021年4月には、日本を代表する現代アーティスト村上隆が、NFTマーケットプレイスの「OpenSea」で初となるNFT作品「Murakami.Flowers」を発表しました。

村上隆を代表するモチーフ「お花」が108のバリエーションで、それぞれ24×24ピクセルで表現された作品です。(オークションは既に終了しています。)

 

バンクシー「SPIKE」

バンクシーが2000年にパレスチナを訪れた際に拾ったというパレスチナ分離壁のコンクリートの一片。

彼はこれに「SPIKE」という文字を刻みアート作品に。作品はスキャンされ、そのデジタルデータがオークションにかけられます。

世界的に著名な現代アーティスト・バンクシーもNFTアート市場に参画したことで、NFTはさらに大きな盛り上がりを見せています。

 

まとめ

現在大きく注目を集めているNFTアートを解説しました。

収益を目的とした投資家がいる一方で、アーティストの収益構造を変えるという期待もありNFTアート熱が高まっています。

NFTという技術が、今後人々が持つ「所有」の概念を変えるかもれません。

様々な価値を生み出すことが期待されるNFTアートに、ぜひ注目してみてください。

 

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