現代アートを楽しむために!知っておきたいアーティスト40人
あなたは何人の現代アーティストを知っていますか?
「アートならどんなジャンルも任せて!」
そんな方もいれば、現代アートに少しニガテ意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
「現代アート」は、同じアートの中でも特に事前知識がないと理解しづらいジャンルです。
しかし「これがアート、なのか…?」と納得できないまま美術館を去るのも何だか釈然としませんよね。
今回はそんな方にも、作品を見る前に知っておくとより楽しめる、有名アーティスト40人を年代順にご紹介します。
現代アートへの知識を深めて、本物の良さを美術館で確かめてみてくださいね。
「アート診断」
Q1.希望の価格帯は?
Q2.気になるジャンル・モチーフは?
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マルセル・デュシャン
Marcel Duchamp
マルセル・デュシャンは「泉」をはじめとする日用品を用いた作品によって、「コンセプトや観念によって作品が成り立つ」ということを実践してみせた人物です。
1913年「自転車の車輪」の発表以降、デュシャンは油絵の制作を放棄し、既成のものをそのまま、あるいは若干手を加えた状態のものをオブジェとして提示しました。これらの作品群を「レディ・メイド」と言います。
「日常にあるものでも、主題や観点を与えればそれが全く新しいオブジェに成り得る」
という、それまで作品の表面だけを見て楽しんでいた時代から新たに、”思考で楽しむ芸術”を生み出したのです。
年代 | 1887-1968年(享年81歳) |
ジャンル |
キュビズム |
経歴
1887年
フランス、ノルマンディー地方に生まれる。兄の影響で少年時代から絵を描き始める。
1904年
パリのアカデミー・ジュリアンで絵画を学ぶ。
1911年
フランシス・ピカビアと出会い影響を受ける。
1912年
出世作「階段を降りる裸体No.2」「花嫁」を発表。
1915年
渡米、ニューヨークにアトリエを構える。
「泉」(1917)
デュシャンの発表したレディ・メイド作品の中でも「泉」と名付けられた作品は特に物議を醸しました。
この作品は彼自身が展示委員として参加していたニューヨーク・アンデパンダンに匿名で出品したもので、委員会の議論の末、展示されることはありませんでした。デュシャンはこれ以降、ほとんど作品を制作発表しなくなります。
この作品でデュシャンが為したかった事、それは「展示空間そのものが作品を作品たらしめているのではないか」ということ。
これは「観る者が芸術をつくる」というデュシャンの考え方を端的に示した一流のパフォーマンスとも言えます。
「泉」の発表後、20世紀の多くの芸術家は”デュシャン以降、何が制作できるのか”という問題に直面し、それに応えた作品が多く生まれています。
覚えておきたいキーワード
ジャン・フォートリエ
Jean Fautrier
ジャン・フォートリエは感情的にも見える激しい筆使いで絵具の物質感をそのまま画面に残し、戦時下に人間の暴力性や、人間そのものに対する否定といったものを描きました。
それまでの「描写」としての絵画ではなく、描画行為を画面に残すそうした運動は「アンフォルメル」と呼ばれ、第二次世界大戦後にフランスを中心として始まった、それまでの構造的・幾何学的な抽象絵画から脱却しようとする一つの芸術運動を指します。
同時代にアメリカでも起こり、抽象表現主義やアクション・ペインティングへと発展していきました。
年代 | 1898-1964年(享年66歳) |
ジャンル | 絵画 彫刻 アンフォルメル タシスム |
経歴
1898年
フランス、パリに生まれる。
1908年
ロンドンに移住。ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ、スレイド・スクール・オブ・ファインアートで絵画を学ぶ。
どちらも堅苦しい指導に失望を経験する。
1943年
22の彫刻作品を残したが、同年ゲシュタポに捕まる。
パリから逃走してシャトネ・マラブリーに避難。避難先で連作「人質」を制作する。
1945年
「人質」が発表され、サルトルから”最も戦後的な作家”という賛辞を受ける。
「人質の頭部」(1944)
覚えておきたいキーワード
ジャン・デュビュッフェ
Jean Dubuffet
ジャン・デュビュッフェ は、ジャン・フォートリエ、ヴォルスとともに抽象絵画の一傾向、アンフォルメルの先駆者として知られています。
ジャン・デュビュッフェは彼自身の作家としての活動も注目されましたが、彼が精神障害者や、正当な美術教育を受けてない人々の創作活動に芸術性を発見し、それらをコレクションしました。
子供、「未開」人、精神障害者などによる絵画を、「アール・ブリュット」=「生の絵画」と呼んで絶賛し、蒐集します。
1976年には、スイスのローザンヌにアウトサイダー・アートの美術館であるアール・ブリュット・コレクションを開設。
その素晴らしさを広めたことは後の芸術界に「アウトサイダー・アート」というジャンルができるきっかけとなりました。
年代 | 1901-1985年(享年83歳) |
ジャンル | 絵画 彫刻 アンフォルメル タシスム アウトサイダー・アート |
経歴
1901年
フランス、ル・アーヴルに生まれる。
若い頃パリで絵画を学んだこともあったが、ワイン商をしていた父の跡を継ぐ。
40を過ぎてから本格的に画家として立つことを決意する。
「落書きのある壁」(1945)
覚えておきたいキーワード
マーク・ロスコ
Mark Rothko
マーク・ロスコはアメリカの抽象表現主義を代表する画家です。
現在では、長方形の中の色面で構成された絵画や、それらの絵画に取り囲まれた空間がマーク・ロスコの代表作として認識されていますが、その成熟過程においては、都市や自然の風景以外の主題を求めていた彼に、第二次世界大戦が大きく影響を与えたと言われています。
ニーチェの著書「悲劇の誕生」に哲学的に大きな影響を受け、
”現代人の精神的空虚さは神話の不足が起因している”
と考えたロスコは、”自分の作品によって現代人の精神的な空虚を和らげる”という目標を掲げ、絵画を制作するようになります。
年代 | 1903-1970(享年66歳) |
ジャンル | 絵画 抽象表現主義 カラー・フィールド・ペインティング |
経歴
1903年
当時ロシア領だったラトビアのドヴィンスクでユダヤ系の両親の元に生まれる。
反ユダヤ襲撃が盛んだった為、家族でアメリカに移住する。
1943年
父を亡くし生活の基盤を失う。
ユダヤ人コミュニティーセンターで積極的な活動メンバーとなる。
1921年
奨学金を得てイェール大学に進学し、心理学を学ぶ。
1923年
ニューヨークに移住。
アート・スチューデンツ・リーグを偶々訪れた際に美術を志し、1925年パーソンズ大学にてグラフィックデザインを学ぶ。
1970年
大動脈瘤や生活上のトラブルが原因で自殺。
「赤とオレンジ」
覚えておきたいキーワード
イサム・ノグチ
Isamu Noguchi
イサム・ノグチのデザインは、パリ・ユネスコ本部の日本庭園や、大阪万国博覧会の噴水、ランプシェード「あかり」のデザインでも知られています。
彫刻家、画家、インテリアデザイナー、造園家、作庭家、舞台芸術家など、ノグチの活動は非常に多岐に渡ります。
第二次大戦中は日系人であるとして強制収容所に入所するなど過酷な状況に陥る時期もありましたが、戦後は丹下健三など日本の建築家と交友を持ち、日本にも多くの作品を残しました。
年代 | 1904-1988年(享年84年) |
ジャンル | 絵画 彫刻 デザイン |
経歴
1904年
アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスに生まれる。
母と来日した後、単身で渡米。
1923年
コロンビア大学医学部に入学。
1927年
グッゲンハイム奨学金を獲得し、パリに留学。
ブランクーシに師事してアシスタントを務める。
1932年
ニューヨークに工房を構え、公共彫刻やランドスケープ・デザイン、舞台芸術の分野でも活動を展開。
1942年
日系人であるとして強制収容所に入所するも、フランク・ロイド・ライトら芸術仲間の嘆願書により出所。
1950年
猪熊弦一郎、丹下健三らと親交を持ち、戦後の日本美術・建築界に大きな影響を与えた。
1960年
ニューヨークと香川県の牟礼を拠点に制作。
「Red Cube」(1967)
バーネット・ニューマン
Barnett Newman
1940年からシュルレアリスム的な表現を試してきたバーネット・ニューマンですが、その後「ジップ zip」と呼ばれる細い縦線で巨大な色面が区切られた独自のスタイルに変わっていきました。
当初その色面はまだらになっていたが、やがて単色で平面的になっていきます。
絵画のタイトルは当初、全て「無題」とされていましたが、後に彼自身が作品に付けたタイトルはロシア系ユダヤ移民だったことが由来し、「ウリエル」(1954)、「アブラハム」(1949)といったユダヤ的な主題が中心的となっています。
「カラーフィールド・ペインティング」は抽象表現主義の一つの動向で、マーク・ロスコやモーリス・ルイスの絵画もこれにあたります。
色面で構成された巨大な絵画によって観客を包み込み、「色彩」によって「場」を支配することで超越的な感覚を与えたいというバーネット・ニューマンの絵画を評した際に、批評家のクレメント・グリーンバーグが最初に用いました。
年代 | 1905-1970年(享年65歳) |
ジャンル | 絵画 抽象表現主義 カラーフィールド・ペインティング |
経歴
1905年
アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。
ニューヨーク市立大学で哲学を学ぶ。
1930年
絵画制作を始める。
「First Station」(1958)
モーリス・ルイス
Morris Louis Bernstein
物静かで内向的だった彼は、同時代のポロックやロスコが活躍するニューヨークから一人距離を置いて淡々と独自のスタイルを追求しました。
彼は短い生涯の中で600点以上もの作品を残しています。
それらの大半は、幾重にも流し重ねられた絵具の透明感のある層の重なりによって構成された〈ヴェール〉と、キャンバスの両端から中央に向けて鮮やかな絵具を流し、中央に大きな白い余白を残した〈アンファールド〉、細長いキャンバスにいくつもの鮮やかな色彩の絵具を束状に垂直に流し、緊張感を孕んだ画面構成が特徴の〈ストライプ〉の3つのスタイルに分類されています。
〈ストライプ〉シリーズを除いた作品の大半は高さ3メートル×幅5メートルを超す大作となっています。本物を間近にして初めて、感じることができるその大きな存在感は、まさしく「カラーフィールド・ペインティング」の呼び名にふさわしい作品と言えます。
年代 | 1912-1962年(享年49歳) |
ジャンル | 絵画 抽象表現主義 カラーフィールド・ペインティング |
経歴
1912年
アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア生まれ。
メリーランド芸術大学で絵画を学ぶ。
「デルタ・ミュー」(1960)
ジャクソン・ポロック
Jackson Pollock
抽象表現主義の中でも特に代表的な作家として上げられるのがジャクソン・ポロックです。
彼はそれまでイーゼルにかけて描くべきキャンバスを床に置き、その上を動き回りながら制作しました。
刷毛等でペンキを垂らし、激しい痕跡で画面を埋め尽くす彼のような、描画行為をそのまま画面に「痕跡」として残した作品を「アクション・ペインティング」と呼びます。
ジャクソン・ポロックは、1943年頃からキャンバスを床に広げ、刷毛やコテで塗料を滴らせる「ドリッピング」や、線を描く「ポーリング」といった技法を取り入れ始めました。
「地」と「図」が均質となったその絵画は「オール・オーヴァー」と呼ばれ、描画行為の軌跡を描くことを目的とした作品スタイルで「アクション・ペインティング」の代表作家として賞賛されます。
1956年、美術家としての成功とは裏腹に、新境地を開けないストレスやアルコール依存症によって混迷期に入っていたことが原因で、愛人とその友人を一緒に載せた車で交通事故を起こし彼は自殺しました。
年代 | 1912-1956(享年44歳) |
ジャンル | 絵画 抽象表現主義 アクション・ペインティング |
経歴
1912年
アメリカ合衆国ワイオミング州コーディに生まれる。
ロサンゼルスのマニュアル・アーツ・ハイスクールとニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグで美術を学ぶ。
「One:Number 31」(1950)
覚えておきたいキーワード
ジョン・ケージ
John Milton Cage Jr.
ジョン・ケージの名前を聞いたことが無い人でも、この曲のタイトルを聞いたことがある人は多いのでは無いでしょうか。
4分33秒間の無音の状態が続くこの曲は、「沈黙」をも表現素材として用いた彼の代表作です。
コロンビア大学で鈴木大拙に禅を学び、東洋思想への関心を深めたジョン・ケージは、1951年ハーバード大学で無響室を体験しました。
無音を聴こうとして自分の体内の音を聴いたこの時の体験が、この作品を始めとする、後の彼の作品に大きな影響を与えます。彼独自の音楽論、表現によって音楽の定義を広げました。
ジョン・ケージは芸術家・音楽家としてだけでなく、詩家、思想家、キノコ研究家、実験音楽家として前衛芸術全体に影響を与えています。
年代 | 1912-1992(享年79歳) |
ジャンル | ビデオアート メディアアート パフォーマンスアート |
経歴
1912年
アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスに生まれる。
発明家の父に生まれ、自身も成績優秀だったが学業への興味を失い渡欧。
1931年
パリで建築を学んだ後アメリカに戻り、音楽を勉強する
1942年
マックス・エルンストを通じて芸術家たちと親交を持つようになる。
「4分33秒」(1952年)
ヨーゼフ・ボイス
Joseph Beuys
ヨーゼフ・ボイスは、1962年から初期のフルクサスに関わりナム・ジュン・パイクらと親交を持つようになりました。そこでのイヴェント制作が、彼をパフォーマンスアートへと導きます。
彼が先導していた「フルクサス」は、1960年代初頭からニューヨークを中心に「イヴェント」や「ハプニング」と呼ばれるパフォーマンスを行ったアーティスト集団です。
ヨーゼフ・ボイス以外に、ナム・ジュン・パイク、オノ・ヨーコなどが参加し、ジョン・ケージも彼らの活動に大きな影響を与えています。
国籍もジャンルも様々な芸術家たちが、模範的芸術や社会生活を動揺させるような反芸術的な活動を行いました。
脂肪や蜜蝋、フェルトなどを用いた立体作品やインスタレーション、ドローイングを数多く残し、彫刻作品において「社会彫刻」という新しい概念を編み出したヨーゼフ・ボイスは、彫刻や芸術の概念を教育や社会変革にまで拡張しました。
「自由国際大学」開設、「緑の党」結成などに関与した彼の活動は、ドイツ国内で賛否両論の激しい的となっていましたが、
”人間は誰でも芸術家であり、自分自身の自由さから「未来の社会秩序」という「総合芸術作品」内における他者との様々な位置を規定するのを学ぶのである”
という彼の言葉は20世紀後半以降の様々な芸術に影響を残しています。
年代 | 1921-1986年(享年64歳) |
ジャンル | 彫刻 インスタレーション ドローイング パフォーマンスアート |
経歴
1921年
ドイツ、クレーフェルトに生まれる。
1936年
ヒトラー・ユーゲントに加入。
1940年
空軍に志願。
泥沼の東部戦線から復員した彼は、地元に戻り傷を癒しながらシュタイナーの人智学を研究し、水彩画やドローイングを描き始める。
1947年
デュッセルドルフに移住。デュッセルドルフ芸術アカデミーで芸術を学ぶ
「Coyote」(1974)
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リチャード・ハミルトン
Richard Hamilton
「ポップ・アート」と聞いてまずアンディ・ウォーホルが浮かぶ人も多いかもしれませんが、リチャード・ハミルトンは、現実の生活環境を反映した制作を目指し、アメリカのポップ・アートに先んじて、ポップ・アートの創始者の一人となります。
以後、イギリスで大量消費社会を代表するような大衆的なイメージや、雑誌の切り抜きなどをコラージュした作品を制作しています。
彼の作品は一貫して社会学的関心をベースとし、人間の物の見方の有り様を精査することをテーマとしています。
作品のタイトルが示すように、彼は一貫して現代社会や大衆文化、生活環境の変化を調査するような姿勢で制作活動をしていました。
それ故に同じ大衆的なイメージを使っていても、彼の作品にはアメリカのポップ・アートの派手な印象とはまた違った印象を持つかもしれません。
年代 | 1922-2011年(89歳) |
ジャンル | 絵画 コラージュ ポップ・アート |
経歴
1922年
イギリス、ロンドンに生まれる。
ロイヤル・アカデミーとスレイド美術学校で学ぶ。
「いったい何が今日の家庭をこれほどに変え、魅力あるものにしているのか」(1956)
覚えておきたいキーワード
ロイ・リキテンスタイン
Roy Lichtenstein
ロイ・リキテンスタイン は、アンディー・ウォーホルやジャスパー・ジョーンズらとともに、アメリカのポップ・アートを引率した人物の一人です。
1950年代には製図工、大学講師などをしながら生計を立て、抽象表現主義的な作品を発表していましたが、1960年代初頭から彼の代名詞となる、新聞連載の通俗な漫画の一コマを印刷インクのドットまで含めて、キャンバスに拡大して描いた作品群が誕生します。
彼は自分の息子にミッキーマウスの漫画を描いた時に、漫画表現の可能性に気づいたといいます。
漫画表現の持つ強烈な線や単純化された色彩などをアクリル絵具を用いて再現した作品は、すぐにその価値を画商レオ・カステリに見出され新人作家として販売され、今日までポップ・アートの代名詞的存在になっています。
年代 | 1923-1997年(享年73年) |
ジャンル | 絵画 ポップ・アート |
経歴
1923年
アメリカ合衆国ニューヨーク州マンハッタンに生まれる。
1940年
オハイオ州立大学美術学部に入学。
卒業後も大学にとどまり、1951年まで講師を務める。
「ヘアリボンの少女」(1965)
ロバート・ラウシェンバーグ
Robert Milton Ernest Rauschenberg
ロバート・ラウシェンバーグやジャスパー・ジョーンズの作品のように、積極的に日用品を用いた、日常と非日常、芸術と非芸術の境界を無くす、反芸術的な、後のポップ・アートの先駆けとなる創作活動を「ネオ・ダダ」と言います。
ジャンルを問はずそうした反芸術活動は各地に広まり、ニューヨークでは「フルクサス」、フランスでは「ヌーヴォー・レアリスム」、日本では「具体美術協会」や「ハイレッド・センター」といった芸術活動グループが結成されました。
ロバート・ラウシェンバーグ は、自分の創作目的について、「芸術作品を作ることではなく、芸術と生活の橋渡しをすることだ」と語っています。
年代 | 1925-2008(享年82歳) |
ジャンル | 絵画 ネオ・ダダ |
経歴
1925年
アメリカ合衆国テキサス州ポートアーサーに生まれる。
1942-45年
海軍に所属する
1947年
カンザスシティ・アート・インスティテュートで学び、翌年パリに滞在。
帰国後はノースカロライナ州のブラック・マウンテン・カレッジでジョン・ケージに学び、大きな影響を受ける。
1955年
「コンバイン(結合)・ペインティング」と呼ばれる一連の作品を発表し始める。
ネオダダの代表的な作家として、後のポップアートにも大きな影響を与えた。
「Monogram」(1955-59)
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アンディ・ウォーホル
Andy Warhol
アンディー・ウォーホルは派手な色彩で同じ図版を大量に生産できるシルクスクリーンの技法を使い、スターのイメージや商品、ドル記号など、アメリカ社会に流布する軽薄なシンボルを作品化したことで有名なポップ・アーティストです。
アンディー・ウォーホルは自身について聞かれた際に、
”僕を知りたければ作品の表面だけを見てください。裏側には何もありません”
と徹底して「芸術家の内面」をなくし表面的であろうとしました。
自身が有名人として認知されるようになってからもペースを乱すことなく有名人を演じ、制作を続けることを理想とした彼の作品は、商業絵画としても人気を博し、その活動は音楽プロデュースや映画制作など多岐に渡っています。
年代 | 1928-1987(享年58歳) |
ジャンル | 絵画 シルクスクリーン ポップ・アート |
経歴
1928年
アメリカ合衆国ペンシルバニア州ピッツバーグ生まれ。
1949年
カーネギー工科大学でデザインについて学び、ニューヨークへ渡る。
1960年代
アメリカの大量消費文化を象徴したポップアート作品を生み出し、時代を代表するアーティストとして成功を収める。
「Marilyn」(1967)
ドナルド・ジャッド
Donald Clarence Judd
ドナルド・ジャッドは、「ミニマルアート」を代表する彫刻家・アーティストです。
ミニマルアートとは、「最小限の芸術」を意味しており、平面・立体を問わず、色彩や形態といった作品要素を極限まで少なくした作品を指す言葉です。
平面作品では単色の色面で構成された絵画などが多く、バーネット・ニューマン、ロバート・ラウシェンバーグ、イヴ・クライン、フランス・ステラなどがミニマル・アートの作家に属します。
立体作品では、自然のものや工業製品などがほとんど手を加えず対称的に、連続的に置かれたり、制作の痕跡を残さない作品が多く、ブランクーシに始まり、ロバート・モリス、カール・アンドレ、リチャード・セラ、ロバート・スミッソン、リチャード・セラなどの作家がいます。
年代 | 1928-1994(享年65歳) |
ジャンル | 絵画 彫刻 ミニマルアート 美術評論 |
経歴
1928年
アメリカ合衆国ミズーリ州エクセルシア・スプリングスに生まれる。
1946年
アメリカ陸軍に入隊、翌年まで韓国に駐留し、除隊後ニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグで短期間美術を学ぶ。
1949-53年
コロンビア大学で哲学を学び、学位を取得。その後も同大学で美術史を学ぶ。
1959-65年
『アート・ニューズ』等美術系雑誌で前衛美術についての批評を行う。
”絵画の終焉”を主張し、美術評論家として高い評価を得る。
1950年代
抽象表現主義的な絵画を制作していたが、60年代に入ると幾何学的要素の強い彫刻作品を手がけるようになる。
1965年
ミニマリズムの重要な美術理論書『明確な物体(スペシフィック・オブジェ)』を発表。
ミニマリズムの代表的な作家として、芸術だけでなく、多くの建築家にも影響を与える。
1994年
悪性リンパ腫により死去。
「untitled」(1990)
覚えておきたいキーワード
イヴ・クライン
Yves Klein
イヴ・クラインはフランスのアーティストで、モノクローム(単色)のみによる絵画作品、特に「インターナショナル・クライン・ブルー」と呼ばれる独自に開発した深い青色の顔料を用いた作品が有名です。
彼は、「青色」を宇宙の神秘的なエネルギーに通じる最も抽象的な色として重用しました。
「空虚」展と称した何もない空虚空間の展示や、裸の人間の身体に塗った青をキャンバスに写し取る「人体測定」シリーズを発表するなど、前衛的なパフォーマンス活動を行っています。
年代 | 1928-1963年(享年35歳) |
ジャンル | パフォーマンスアート コンセプチュアル・アート |
経歴
1928年
フランス、ニースに生まれる。
1948年
モノクローム(単色)のみによる絵画作品の制作に取り組み始める。
自ら顔料を開発し、「インターナショナル・クライン・ブルー」と呼ばれる深い青色の特許を取得した。
1958年〜
パフォーマンスに活動を広げる。
1960年
アルマンらと「ヌーヴォー・レアリスム」を結成。
1962年
心臓麻痺により急死。
「ANT 100」(1960)
サイ・トゥンブリー
Cy Twombly
サイ・トゥンブリー は、グレイキャンバスが白のワックスクレヨンの落書きで覆われた「黒板」シリーズや、即興的に描かれた線や絵の具の飛沫に文字や数字、記号が組み合わされた、一見子供の落書きのように見える絵画作品で知られる画家です。
古代神話や詩からインスピレーションを受け、即興的に描き出される特異なイメージ空間は”詩描画された詩”とも呼ばれています。
彼は絵画の他にも彫刻、写真作品を多く制作しています。
年代 | 1928-2011年(享年83歳) |
ジャンル | 絵画 彫刻 |
経歴
1928年
アメリカ合衆国バージニア州に生まれる。
1947年
ボストン美術学院に入学。
1950年
ニューヨークに移り、美術学校アート・ステューデンツ・リーグに通い始める。
ここで生涯の友となるラウシェンバーグに出会う。
1953年
兵役によりワシントンDCに暗号製作者として配属。
1957年以降
イタリア、ローマを拠点に制作。
世界各国で個展、回顧展が開催される。
2001年
ヴェネツィア・ヴィエンナーレに出品、金獅子賞を受賞。
2011年
ローマにて死去。
「Untitled」(1970)
草間 彌生
Yayoi Kusama
草間彌生は少女時代から統合失調症を病み、繰り返し襲う幻聴や幻覚から逃れるために、絵を描き始めました。
また、彼女の代名詞でもある「水玉(ドット)」は、耳なし芳一が幽霊から身を守るために全身を経で埋め尽くしたように、幻聴や幻覚から身を守るため作品全体をドットで埋め尽くす儀式である言われています。
彼女は、絵画だけでなく男根状のオブジェを既製品に貼り付けた立体作品やインスタレーション、ハプニングと称される過激なパフォーマンス作品も残しています。
年代 | 1929年-(87歳) |
ジャンル | 絵画 彫刻 インスタレーション パフォーマンスアート |
経歴
1929年
長野県松本市に生まれる。
1945年
京都市美術工芸学校で日本画を学ぶが旧弊な日本画壇に失望し、実家に戻り、寝食も忘れて毎日十枚以上絵を描き没頭する。
1957年
渡米。活動の拠点をニューヨークに置きドナルド・ジャッドやジョセフ・コーネルらと親交を持つ。
1966年
ヴェネツィア・ヴィエンナーレにゲリラ参加し、「前衛の女王」の異名で注目される。
「南瓜」(1994)
ニキ・ド・サンファル
Niki de Saint Phall
ニキ・ド・サンファル の代表作「ナナ」は、友人の妊婦姿にヒントを得て、いびつに太った大柄の女性が踊っているような造形になったと言われています。
そのユニークなフォルムと原色を多用した色鮮やかな作風は、その後のニキのトレードマークとなり、彼女の立体作品は世界各国の広場などに設置されました。
年代 | 1930-2002年(享年71歳) |
ジャンル | 絵画 彫刻 |
経歴
1930年
フランス、パリに生まれる。
1933年
家族でアメリカに移住。転学を繰り返しながらモデルとして活動。
1952年
パリに戻って以降、作家たちと交わるようになる。
精神療法の一環として絵を描き始める。
1961年
「射撃絵画」の発表で、一躍ヌーヴォー・レアリスムの重要なメンバーとして認められるようになるが、センセーショナルなデビューとは反対に、立体制作へと傾斜し始める。
1965年
パリで最初の「ナナ」が展示される。
「Dancing Nana」(1995)
ジャスパー・ジョーンズ
Jasper Johns
ジャスパー・ジョーンズは、ロバート・ラウシェンバーグとともにアメリカにおけるネオダダやポップアートの先駆者として知られる画家です。
国旗や、数字、ダーツの標的など、誰もが日々見慣れている二次元的な記号やシンボルを題材に、三次元の事物を再現する「イリュージョン」としての絵画を否定し、平面的な「オブジェ」としての絵画、「描く」行為と「現実」とを同一化するような作品を多く制作しました。
年代 | 1930-(86歳) |
ジャンル | 絵画 彫刻 ポップアート |
経歴
1930年
アメリカ合衆国ジョージア州オーガスタに生まれる。
少年期をサウスカロライナで過ごした後、1949年ニューヨークに出る。
その後徴兵により陸軍に入る。
1952年
除隊。
1954年
二次元的なモチーフを用いた多くの絵画作品を制作する。
「Flag」(1954)
ロバート・モリス
Robert Morris
ロバート・モリス は、ミニマル彫刻、プロセス・アート、アースワークといった芸術運動の推進や定義において中心的役割を果たしたアーティストです。
1960年代には硬い素材や構築的フォルムを追求していましたが、その後はフェルトなど柔らかい素材を折り重ね、積み上げ、壁に固定して垂れ下げるなど、日常的な素材における重力や張力を模索するような作品制作へと移行していき、1967年には、ランド・アートの先駆的作品となった「蒸気(steam)」を制作しています。
年代 | 1931年-(86歳) |
ジャンル | ミニマルアート ランド・アート コンセプチュアル・アート |
経歴
1931年
アメリカ合衆国ミズーリ州カンザスシティに生まれる。
1948-50年
カンザスシティのアートインスティチュートで学ぶ。
機械工学を学んだ後、アートとアート批評に戻る。
1950年
サンフランシスコの美術大学で学ぶ。
1950年
ダンサー振付師であった妻の影響で、次第にダンスに興味を持つようになる。
1959年
ニューヨークへ転居。ジャドソン・ダンス・シアターとして知られる前衛ダンス連盟に夫婦で参加。
「アリゾナ」(1963)、「21.3」(1964)などの作品を演出する。
「Untitled」
ナム・ジュン・パイク
Nam June Paik
ナム・ジュン・パイク は、発売されたばかりでまだ画質が低く、高価だった個人用ビデオテープレコーダをいち早くアートの世界に持ち込み、ビデオアート流行の先鞭をつけたアーティストです。
彼の一貫した芸術コンセプトは、
”諧謔精神”、”テクノロジーとエレクトロニック・メディアの人間化”、”東洋と西洋の融合”
でした。
彼は、「グローバル・グルーヴ」を始めとした映像位作品で、マーシャル・マクルーハンが予言した”グローバル・ヴィレッジ”を実現し、ラドヤード・キップリングの予言”East is East,West is West”を否定しました。
年代 | 1932-1006(享年73歳) |
ジャンル | メディアアート ビデオアート パフォーマンスアート インスタレーション |
経歴
1932年
日本統治時代の韓国ソウル市に生まれる。
1949年
朝鮮戦争の戦禍を逃れて家族で香港に移住。
1950年
日本に移住。
東京大学文学部美術史学科を卒業。
在学中から20世紀音楽に興味を持つ。
1956年
ドイツに渡り、ミュンヘン大学で音楽史を学ぶ。
1961年
フルクサスに参加。ジョン・ケージやヨーゼフ・ボイス、後に彼にとって重要な技術協力者となる阿部修也と親交を深める。
「Electronic Superhighway」(1995–96)
ゲルハルト・リヒター
Gerhard Richter
ゲルハルト・リヒター は現在、世界で最も注目を集める芸術家として”ドイツ最高峰の画家”と呼ばれています。
初期は新聞や雑誌の写真を大きくキャンバスに描き写し、画面全体をぼかした「フォト・ペインティング」と呼ばれる作品や、写真の上に絵具を描く「オーバー・ペインテッド・フォト」など、絵画と写真の意義や境界線に焦点を当てた作品を多く発表しました。
他にも、モザイクのように多くの色を並べた「カラー・チャート」、キャンバス全体を灰色の絵具で塗り込めた「グレイ・ペインティング」など、年々その作品スタイルは多様になっています。
年代 | 1932年-(85歳) |
ジャンル | 絵画 コンセプチュアル・アート スーパーリアリズム |
経歴
1932年
ドイツ、ドレスデンに生まれる。
1961年
東西冷戦前に、西側のデュッセルドルフに移住。
デュッセルドルフ芸術大学に入学。
「STRIP(926-6)」(2012)
「STRIP(926-6)」(2012)
ゲルハルト・リヒター は現在、世界で最も注目を集める芸術家として”ドイツ最高峰の画家”と呼ばれています。
初期は新聞や雑誌の写真を大きくキャンバスに描き写し、画面全体をぼかした「フォト・ペインティング」と呼ばれる作品や、写真の上に絵具を描く「オーバー・ペインテッド・フォト」など、絵画と写真の意義や境界線に焦点を当てた作品を多く発表しました。
他にも、モザイクのように多くの色を並べた「カラー・チャート」、キャンバス全体を灰色の絵具で塗り込めた「グレイ・ペインティング」など、年々その作品スタイルは多様になっています。
覚えておきたいキーワード
オノ・ヨーコ
Yoko Ono
日本では草間彌生の次に有名と言ってもいいアーティスト、オノ・ヨーコ。
ジョン・レノンの妻として世間では有名ですが、ジョン・レノンとの出会いは、彼女のアーティスト人生に大きな影響を与えています。
ベトナム戦争が激化する中、オノ・ヨーコとジョン・レノンの二人は結婚後すぐに「平和のためのベッド・イン」を発表しました。
ベッドに入った二人の映像をテレビで流し、その後「戦争は終わった!(War is over)」を展開。
ビルボードやチラシ、新聞など様々なメディアを利用し、戦争の終わりを訴えるメッセージを世界12カ国に向けて発信しました。
1960年代後半から1970年代にかけて、レノンとともに数々の創作活動や平和運動を行い、レノン亡き後も「愛と平和」のメッセージを発信し続け、世界各地で個展を行っています。
年代 | 1933年-(83年) |
ジャンル | パフォーマンスアート コンセプチュアル・アート |
経歴
1933年
東京都に生まれる。
1959年
ニューヨークを拠点に前衛芸術家として活動を開始。
1966年
活動の拠点をロンドンに移す。
同年開催した個展でジョン・レノンと出会い、1969年に結婚。
「War is over」(1969)
覚えておきたいキーワード
カール・アンドレ
Carl Andre
カール・アンドレは、ブロックや金属、石など、素材を加工せずそのまま床に設置した作品で有名なアーティストです。
彫刻の形態と配置に新しい可能性を開きました。
常に展示空間を考慮しながら現場を見て作品を構想しており、空間のサイズや採光に配慮したサイトスペシフィックなインスタレーション作品を発表しています。
年代 | 1935年-(81歳) |
ジャンル | 彫刻 ミニマルアート |
経歴
1935年
アメリカ合衆国マサチューセッツ州クインシーに生まれる。
1955-56年
兵役を終えた後ニューヨークに移る。
1950年
ブランクーシに影響を受け、木を組み合わせた作品を制作する。
1958年
フランク・ステラに大きな影響を受ける。
1960-64年
鉄道貨車の助手として働きながら、既製品を積み重ねる作品を発表する。
1966年
耐火レンガをつなげて床に一列に置いた「レヴァー(てこ)」を発表。
「レヴァー」(1966)
フランク・ステラ
Frank Stella
フランク・ステラは、生涯に渡ってミニマル・アートの探求を続けたアーティストです。
彼は大学卒業と同時にMoMAで開催されたグループ展「16人のアメリカ人」に参加し、商業用の黒いエナメル塗料とペンキ用の刷毛を用いてキャンバス上に黒いストライプを繰り返した作品を出品。
一躍ミニマル・アートの先駆者として評価されました。
翌年開催された個展では幾何学模様に切り取られたアルミニウム板を用い、絵画は四角いものという常識を打ち破って見せ、その作品形態は次第に四角いキャンバスが半円に、モノクロの色彩が目の覚めるようなカラフルに変化し、やがては壁から前面に突き出す巨大なオブジェと変化していきました。
現在はミニマル・アートとも一線を画し独自のスタイルで活動しています。
年代 | 1936年-(80歳) |
ジャンル | 絵画 彫刻 抽象表現主義 ミニマルアート |
経歴
1936年
アメリカ合衆国マサチューセッツ州モールデンに生まれる。
プリンストン大学で美術史を学ぶ。
「The Marriage of Reason and Squalor, II」(1959)
李禹煥
Lee U-Fan
李禹煥は、日本で「もの派」を理論的に先導した芸術家の一人です。
1960年代末から、石、ガラス、鉄板、木などを関係付けて、目に見えない何かを感じさせようとする「関係項」シリーズといった作品を制作し、1970年代初頭には絵画にも取り組み、黒や藍、朱などの色彩で筆の跡を残すような線や点を描き、余白に深い意味を持たせた「線より」や「点より」など、書道の筆使いと油絵の技法を融合させたような絵画シリーズを発表しました。
現在はパリにアトリエを構え、日本とフランスを行き来しながら創作活動を行っています。
年代 | 1936年(80歳) |
ジャンル | 絵画 彫刻 もの派 ランド・アート サイト・スペシフィック |
経歴
1936年
大韓民国慶尚南道に生まれる。
1956年
ソウル大学を中退後、来日。
1961年
日本大学文学部哲学科を卒業。
「From Point 」(1977)
ロバート・スミッソン
Robert Smithson
ロバート・スミッソンは、自然の土砂や岩石を「彫刻」として展示空間に持ち込み、鏡やガラスとともに展示するインスタレーション作品や、「ランド・アート」の先駆者として知られるアーティストです。
「ランド・アート」とは、屋外で自然のものを用いた作品で、アース・ワークとも呼ばれます。
アメリカの商業主義的な美術の動向に反抗するかたちで、展示空間の外に作られていき、やがてはその土地の政治的、歴史的、文化的な特性までも作品に取り入れ、場所固有(サイト・スペシフィック)な作品が多く生まれるようになりました。
彼は理論家としての活動も多く、「一時的なもの」や、一時的にしか存在しないことに関心をもち、プロセス・アートの提案や、サイト・スペシフィティ(場所固有であること)の問題などを論じました。
美術作品とその環境との関係を探る中で「サイト(site)」と「ノンサイト(non-site)」の概念を導き出しました。
年代 | 1938-1973(享年35歳) |
ジャンル | 彫刻 インスタレーション サイト・スペシフィック ランド・アート |
経歴
1938年
アメリカ合衆国ニュージャージー州パサイクに生まれる。
アート・ステューデンツ・リーグで絵画を学んだ後、3年の活動休止を経て、ミニマルアートの旗手として頭角を現す。
「Spiral Jetty」(1970)
リチャード・セラ
Richard Serra
リチャード・セラは野外彫刻で有名なアーティストです。
彼の鉄を用いたランドスケープ作品は世界各地に展示されていますが、彼の代表作「傾いた弧」(1981)がマンハッタンの連邦ビル前広場に設置された際に、危険や景観の問題により嘆願書が提出され8年後に撤去さました。
その事件後、彼は特定の場所に設置する彫刻は作らなくなってしまいました。
現在は映画制作やビデオ作品も手がけるなど、幅広く活動しています。
年代 | 1939年-(77歳) |
ジャンル | 彫刻 ミニマルアート サイト・スペシフィック |
経歴
1939年
アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。
1957-61年
カリフォルニア大学で英文学を学んだ後、1964年までイェール大学大学院で絵画を学ぶ。
同大学講師となりジョセフ・アルバースの著作を手伝う。
1970年代
素材が鉄に移り、ランドスケープ作品を次々に発表。
いわゆる「場の彫刻(サイト・スペシフィック)」を実践し、欧州各国、日本からも制作依頼が殺到する。
「Matter of time」
ブルース・ナウマン
Bruce Nauman
ブルース・ナウマンは、彫刻、写真、パフォーマンスアート、ビデオアート、インスタレーションといった、きわめて多様なジャンルの作品を手がける現代美術作家。
ネオン管による言葉を用いた作品「100回生きて死ね」(1982年)や、ビデオアート「Clown Torture」(87年)など、様々なメディアを駆使した芸術活動で知られています。
イスラエルのウルフ賞、ヴェネツィア・ヴィエンナーレの金獅子賞など数々の国際賞を受賞し、世界中の都市で回顧展が開催されています。
年代 | 1941-(75歳) |
ジャンル | 彫刻 パフォーマンスアート ビデオアート インスタレーション |
経歴
1941年
アメリカ合衆国インディアナ州フォートウェインに生まれる。
1960年
ウィスコンシン大学で数学と物理学を2年専攻。
同校で専攻を美術に変更し2年間絵画を学ぶ。
その後もカリフォルニア大学デービス校で美術を学び、以後、立体作品を多く手がけるようになる。
1966年
サンフランシスコへ移住。
元雑貨店だった家屋に自分のスタジオを持つ。
「100 Live and Die」(1982年)
ジェームズ・タレル
James Turrell
ジェームズ・タレルは、光を知覚する人間の作用に着目し、光と空間を素材として制作するインスタレーション作家です。
広い空間を用いながら普段意識しない光の存在を改めて認識させようとするインスタレーション作品を多数制作しています。
飛行機の免許を持っており、自身の飛行体験からも作品のインスピレーションを得ています。
1979年からアリゾナ州北部の死火山の噴火口とその周囲を天文台に作り変えるというライフワーク・プロジェクト「Roden Crater」を開始。このプロジェクトは第三段階まで分かれており、第一段階は完成していますが、まだ一般公開はされていません。
年代 | 1943-(73歳) |
ジャンル | インスタレーション ランド・アート サイト・スペシフィック |
経歴
1943年
アメリカ合州国カリフォルニア州ロサンゼルスに生まれる。
1965年
ポナモンカレッジで知覚心理学で学士号を取得。
同校で数学、地質学、天文学を学び、カリフォルニア大学アーバイン校大学院で芸術を学んだ後、1973年にクレアモント大学院大学で芸術修士号を取得。
1968年-71年
アメリカ航空宇宙研究所に勤務。
「Blue Planet Sky」(2004)
リチャード・ロング
Richard Long
リチャード・ロングの作品の多くは、屋外の自然を歩行し、石を並べて写真を撮ったりその時の歩行のメモを記録に残したりして制作されます。
採集した石をギャラリーに幾何学的に配置する作品も多く、採取した石は削ったりせず、そのままの状態で用いられるといった特徴があります。
年代 | 1945年-(71歳) |
ジャンル | 彫刻 ランド・アート サイト・スペシフィック |
経歴
1945年
イギリス、ブリストルに生まれる。
1966年
ロンドン芸術大学セント・マーティンズ美術学校に入学。
在学中の1967年に発表した「歩行による線」で注目を集め、ヴェネツィア・ヴィエンナーレのイギリス代表として選出される。
1960年代
画廊や美術館といった場所に束縛されない自然を対象にした作品を発表。
「十五夜の石の円」(1997)
杉本 博司
Hiroshi Sugimoto
杉本 博司は、毎回明確なコンセプトに基づき、大型カメラで撮影された精緻な写真作品で国際的に高い評価を得ている写真家です。
主に時間をテーマとした写真作品や、日本の宗教観とも結びつくようなインスタレーションアート、能舞台の演出なども手がけています。
2009年に高松宮殿下記念世界文化賞、2010年に紫綬褒章、2013年にフランス芸術文化勲章オフィシェを受章。2017年には文化功労者に選出されました。
年代 | 1948年-(68歳) |
ジャンル | 写真 インスタレーション |
経歴
1948年
東京都台東区御徒町に生まれる。
立教大学経済学部卒業後、1970年にロサンゼルスのアートセンター・カレッジ・オブ・デザインで写真を学ぶ。
1974年
ニューヨークに移り、写真家のアシスタントなどを続けたが、1975年から写真作家として生きる道を選び、自分のアトリエを構えた。
1976年
ニューヨーク近代美術館の写真部門に最初のシリーズである「ジオラマ」シリーズの一枚を持ち込み、これが評価され買い上げられるという栄誉を得る。
1979年-
生活のために古美術商を開業し、ニューヨークと日本を行き来しながら古美術品を売り買いする生活を10年続ける。
「劇場」(1978-)
覚えておきたいキーワード
ジェフ・クーンズ
Jeff Koons
ジェフ・クーンズは、Balloon Dog(1994-2000)に代表されるような、ステンレスに鏡面塗装を施した彫刻作品で有名なアーティストです。
金粉で覆われた歌手マイケル・ジャクソンとペットのチンパンジー、バブルスの等身大の陶器製の坐像など、キッチュなイメージの巨大な彫刻作品で知られており、彼のその商業的なスタイルから、美術批評の世界では評価が極端に分かれています。
現在はソーホーのアトリエに130人近いスタッフを雇い、ウォーホールと同じくファクトリースタイルの制作活動を行っています。
年代 | 1955年-(62歳) |
ジャンル | 彫刻 |
経歴
1955年
アメリカ合衆国ペンシルバニア州ヨーク生まれ。
10代の頃からサルバドール・ダリを信仰し、シカゴで絵画を学ぶ。
1977年
ニューヨークに移住。
1980年
美術家として注目され始めると同時に、自身のイメージ・コンサルタントを雇い、戦略的に自身の美術家としてのイメージを世間に発信させていく。
「Balloon Dog」
アンドレアス・グルスキー
Andreas Gursky
アンドレアス・グルスキーは、写真が切り取れるイメージ以上の空間を活用するためにコンピューターを用い、高い視点から撮影されたパラノミックな視点から捉えた巨大な写真が有名な写真家です。
そこには複数枚の写真を画像編集ソフトで繋げたり(スティッチング技法)、特定の物を削除するなどの手法を採用しています。
作品の多くが、先端技術産業やグローバル市場、観光地など、資本主義社会を象徴する場所を撮影対象としています。
各作品の印刷枚数が非常に限られている為、絵画作品などと同じようにオークションで高額で取引されることが多い人気写真家の一人です。
年代 | 1955-(62歳) |
ジャンル | 写真 |
経歴
1955年
ドイツザクセン州ライプツィヒに生まれる。
1977-80年
フォルクヴァング芸術大学にてヴィジュアルコミュニケーションを専攻。
1980-87年
デュッセルドルフ美術アカデミー写真科に在籍。
ベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻に師事し、1980年代後半から作家活動を開始。
「99cent」(1999)
フェリックス・ゴンザレス・トレス
Felix Gonzalez-Torres
フェリックス・ゴンザレス・トレスは、電球、時計、紙の束、ハードキャンディーなどの最小限の素材を使用したインスタレーション作品で広く知られているアーティストです。
その多くは、電球が切れる、時計の針が止まる、キャンディーの山が無くなっていくなどの過程を経ることによって、観客に死の過程を暗示させます。
そこには彼自身のエイズの経験が反映されていると言われています。
年代 | 1957-1996(享年38歳) |
ジャンル | インスタレーション コンセプチュアル・アート |
経歴
1957年
キューバ共和国グアイマロに生まれる
1979年
ニューヨークに移住。
1996年
エイズによって39歳という若さで死去。
「Untitled (U.S.A. Today)」(1990)
キース・ヘリング
Keith Haring
キース・ヘリングは、「サブウェイ・ドローイング」を始めたことで、そのシンプルな線でリズミカルに描かれた絵はニューヨークの通勤客の間で評判となり、その名が知られるようになりました。
画商トニー・シャフラジの支持もあり、数回の個展開催を経てストリートアートの先駆者として知名度を上げ、ニューヨークやシドニー、パリなどで壁画を制作するなど公共空間での活動を多く行いました。
社会貢献活動を多く行い、自身がHIV感染者だったこともあり、作品を通じてAIDS感染を防ぐメッセージを出すなど、撲滅活動を積極的に行ったことでも有名です。
シンプルな線と色で構成された彼の絵は日本でも人気があり、キースの作品をプリントしたTシャツがユニクロ等から発売されるなど、今でも人気の高いアーティストです。
年代 | 1958-1990年(享年31歳) |
ジャンル | 絵画 ポップ・アート グラフィティ・アート |
経歴
1958年
アメリカ合衆国ペンシルバニア州レディングに生まれる。
1980年
ニューヨークの地下鉄構内で使用されていない広告掲示板に黒い紙を貼り、その上にチョークで絵を描くという「サブウェイ・ドローイング」と呼ばれるグラフィティー・アートを始める。
1990年
エイズによる合併症で31歳という若さで死去。
「Radiant Baby」(1990)
覚えておきたいキーワード
奈良 美智
Yoshitomo Nara
奈良美智は、MoMAやロサンゼルス現代美術館に作品が収蔵されるなど、日本の現代美術を代表する一人です。
睨みつけるような女の子をモチーフとした、ドローイングやアクリル絵具を用いた絵画で知られています。
年代 | 1959年-(57歳) |
ジャンル | 絵画 彫刻 インスタレーション |
経歴
1959年
青森県弘前市に生まれる。
武蔵野美術大学を一年で中退、1981年に愛知県立芸術大学油絵学科に入学。
1987年
同大学大学院修士課程を修了。
河合塾美術予備校講師を経て渡独。
1988年ドイツ国立デュッセルドルフ芸術アカデミーに入学。
2000年
日本国内5カ所で大規模な個展「I DON’T MIND,IF YOU FORGET ME.」を開催。
2003年
米国内5カ所で個展「Nothing Ever Happens」を開催。
「The Little Star Dweller」
村上 隆
Takashi Murakami
村上 隆は、戦勝国アメリカに去勢され温室でぬくぬくと肥え続けた怠慢な子供としての日本と、そうした環境ゆえに派生した、奇形文化としてのオタク・カルチャーをテーマにした作品を現代アートの市場に持ち込み、高く評価されたアーティストです。
現在は自身の作品制作を行うかたわら芸術イベント「GEISAI」プロジェクトのチェアマンを務め、アーティスト集団「カイカイ・キキ(Kaikai Kiki)」を主宰。
若手アーティストのプロデュースを行うなど活発な活動を展開しています。
年代 | 1962年-(55歳) |
ジャンル | 絵画 彫刻 インスタレーション スーパーフラット |
経歴
1962年
東京都板橋区に生まれる。
高校卒業後はアニメーターを志したが挫折。
二浪の後、1986年に東京芸術大学日本画学科卒業。
1993年
同大学大学院の博士課程を修了。
同大学日本画学科で初めての博士号取得者となる。
1994年
ロックフェラー財団のACCグラントを得て「PS1.ART PROJECT」の招待を受けニューヨークに滞在。
1998年
ロサンゼルスで展覧会「SUPER FLAT」展が開催され全米で話題となる。
2005年
ニューヨークで個展「リトルボーイ展」を開催。
「727」(1996)
ダミアン・ハースト
Damien Hirst
ダミアン・ハーストは、巨大なガラスケースや死んだ動物、薬品瓶などを作品に使用し、生や死を省察するスタイルのインスタレーション作品で有名なアーティストです。
ホルマリン漬けされた動物作品シリーズ「自然史(Natural History)」で一躍有名になり、他にも医薬品や医療器具を用いた作品や、蝶やハエの死体を使用した平面作品など、いずれも生や死をテーマとした作品でヤング・ブリティッシュ・アーティストの一人として注目されています。
学生の間、彼は遺体安置所で働いており、この時の経験が後の彼の作品テーマに影響を与えたと言われています。
年代 | 1965年-(51歳) |
ジャンル | 絵画 コンセプチュアル・アート インスタレーション |
経歴
1965年
イングランド西部ブリストルに生まれる。
リーズのリーズ・カレッジ・オブ・アートに入学。
1986-89年
ゴールドスミス・カレッジで学ぶ。
「生者の心における死の物理的な不可能」(1991)
覚えておきたいキーワード
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