18歳以下は入場無料「Welcome Youth(ウェルカムユース) -2023 春-」都立美術館・博物館で開催
公益財団法人東京都歴史文化財団は、若者に文化芸術に親しんでもらう取り組みとして、18歳以下の鑑賞料金が無料になる「Welcome Youth(ウェルカムユース) -2023 春-」の実施を発表しました。
対象期間は、2023年3月18日(土)~4月2日(日) の16日間。
東京都庭園美術館、江戸東京たてもの園、東京都写真美術館、東京都現代美術館、東京都美術館の5ヶ所で開催されます。
期間中は都立美術館・博物館を楽しく巡るスタンプラリーも開催されるとのことです。
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18歳以下が入場無料になる「Welcome Youth(ウェルカムユース) -2023 春-」
2023年3月18日(土)~4月2日(日)の間、18歳以下(2004年4月2日以降生まれ)の方の、都立美術館・博物館への入場が無料となる「Welcome Youth(ウェルカムユース) -2023 春-」が開催。
若者が芸術鑑賞を気軽に楽しみ、文化芸術を身近に感じてもらうことを目的としています。
⚫︎対象となる施設
東京都庭園美術館
江戸東京たてもの園
東京都写真美術館
東京都現代美術館
東京都美術館
上記5つの施設で、18歳以下の入場が全て無料に!
各施設を楽しく巡る「アートに出会おう!スタンプラリー」も同時開催。
期間中、各施設で開催されている展覧会を詳しくご紹介します。
「建物公開2023 邸宅の記憶」東京都庭園美術館
東京都庭園美術館の本館は、昭和初期に朝香宮家の邸宅として建てられた歴史的建造物です。
1920〜30年代にかけて世界で流行したアール・デコ様式を取り入れており、まさに館全体が美術品と言える建物。現在では重要文化財に指定されています。
年に一度、本館で開催される建物公開展では、意匠や技法、素材など、建築そのものに注目しながら、毎年異なるテーマを設けて、様々な角度から旧朝香宮邸の魅力が紹介されます。
フランスの芸術家たちが手掛けた壁画や室内用の噴水器、エッチング・ガラスをはめ込んだ扉など、アール・デコ様式の作品はもちろんのこと、今回は皇室が婚礼などの引き出物として使用した、繊細でかわいいボンボニエール(菓子器)の数々が必見です。
建物公開2023 邸宅の記憶
会期:2023年4月1日(土)~6月4日(日)
会場:東京都庭園美術館
開館時間:10:00-18:00(入館は閉館の30分前まで)※4月1日(土)は10:00-20:00(入館は19:30まで)
休館日:毎週月曜日
公式HP:https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/230401-0604_ReminiscenceOfAHouse.html
「日本のタイル100年 ー 美と用のあゆみ」江戸東京たてもの園
家や学校などで必ず目にする「タイル」の日本における源流とこれまでの歩みを探る本展。
台所、トイレや洗面所、ビルや大学、地下鉄の駅、銭湯など、さまざまな場で多種多彩に使われてきた日本のタイルの100年の歩みを時代背景とともに紹介。
また、タイルの起源とされるエジプトのピラミッドで使用された最古のタイルをはじめ、数々の世界のタイルも展示されます。
美と用の間でタイルが果たしてきた役割を振り返り、暮らしや建築の未来を考える機会を促します。
日本のタイル100年 ー 美と用のあゆみ
会期:2023年3月11日(土)~8月20日(日)
会場:江戸東京たてもの園 展示室
開園時間:9:30-17:30 (入園は17:00まで)
休園日:月曜日 ※月曜日が祝休日の場合はその翌日 ※3/20・27、4/3、5/1は開園
恵比寿映像祭2023「テクノロジー?」東京都写真美術館
映像をめぐる様々な選択肢に目をむけ、多様化する映像表現と映像受容の在り方を問い直してきた恵比寿映像祭。
15回目を迎える「恵比寿映像祭2023」では、「映像とは何か」という問いを引き続き深めるために、「コミッション・プロジェクト」などの新たな試みを開始。
今年のテーマである「テクノロジー?」を通して、多種多様な映像表現の実践を検証し、アートと技術との対話の可能性を考察していきます。
コミッション・プロジェクトでは、審査委員によって選出されたアーティスト、荒木悠、葉山嶺、金仁淑(キム・インスク)、大木裕之の4名が新作を発表します。
恵比寿映像祭2023「テクノロジー?」
会期:2023年2月3日(金)〜3月26日(日)
会場:東京都写真美術館
時間:10:00-18:00(木・金曜日は20:00まで) ※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日
「深瀬昌久 1961–1991 レトロスペクティブ」東京都写真美術館
東京都写真美術館では、「深瀬昌久 1961–1991 レトロスペクティブ」展が開催。
本展は、写真家・深瀬昌久の日本初の大回顧展となります。
深瀬昌久は1960-90年代に活躍した写真家で、妻や家族など身近な存在を被写体に、自身のプライベートを晒した写真作品を制作。
内面に潜む狂気のような感情、被写体への深い愛、軽快なユーモアが一体となった彼の写真は、唯一無二の世界観を作り出しています。
本展では、1960年代から十数年かけて撮影した写真群「遊戯」、深瀬昌久の妻・洋子を撮影した「洋子」、北海道でのカラスを写した「烏(鴉)」、愛猫の様子を収めた「サスケ」、父親の深瀬助造が営む写真館で一家を撮影した「家族」、自宅の湯船の中に潜った自分の姿を写し続けた「ブクブク」など、初公開作品15点を含む全117作品が公開されます。
深瀬昌久 1961-1991 レトロスペクティブ
会期:2023年3月3日(金)〜6月4日(日)
会場:東京都写真美術館 2階展示室
開館時間:10:00-18:00(木・金曜日は20:00まで) ※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(5月1日は開館)
公式HP:https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4274.html
「土門拳の古寺巡礼」東京都写真美術館
土門拳(1909-1990)は、日本で初めて報道写真を標榜して1933年に結成された制作集団「日本工房」に参加して以降、脳血栓で倒れる1979年まで、激動の日本を記録し続けた写真家です。
ドキュメント・人物・古美術・建築・風景、そのいずれにも忘れがたい作品を残し、日本を代表する写真家の1人として知られています。
「古寺巡礼」は、そんな土門拳が、ライフワークとして取り組んだシリーズ。
戦前から仏像行脚を続けた土門拳は、古寺や仏像を徹底して凝視して撮影し、1963年に「古寺巡礼」の第一集を刊行。
建築の細部や仏像の手や足、口などをクローズアップで捉える独自のスタイルを貫きました。
「古寺巡礼」の刊行途上の1960年、脳出血で倒れて35ミリカメラの操作が困難となり、車椅子生活になってからも、大型カメラで不屈の精神で撮影を続行します。そして、1975年、「古寺巡礼」は第五集で完結。
本展では、カラーの代表作とモノクロームの仏像写真を合わせて約120点を展観します。
生涯を通じて、ライフワークとして対象に向き合い続けた土門拳による、力強い「日本の美」をご堪能ください。
土門拳の古寺巡礼
会期:2023年3月18日(土)~5月14日(日)
会場:東京都写真美術館 地下1階展示室
開館時間:10:00-18:00(木・金曜日は20:00まで) ※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:毎週月曜日(5月1日は開館)
公式HP:https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4317.html
「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」東京都現代美術館
美しいディオールの夢のような空間が実現した「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」展。
70年以上の歴史を誇るトップメゾンの始まりと継承の軌跡を辿れる本展は、過去から現在までのアクセサリーやオートクチュールモデルの数々、バッグ、フレグランスなど、舞台美術を思わせる展示空間に、300余りのディオールのルックが展示されています。
見所は、20mの天井高を生かした圧巻のアトリウムの展示「ディオールの夜会」。
戦後に実際に人気を博した「仮面舞踏会」をモチーフに作られたこのインスタレーション展示では、イブニングドレスが天井まで何体も置かれ、その中で変化するプロジェクションマッピングの動きが合わさり、アトラクションのような感覚で楽しむことができます。
普段実物を目にできないオートクチュールがこれほど一堂に会するまたとない機会です。お見逃しなく。
クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ
会期:2022年12月21日(水)~2023年5月28日(日)
会場:東京都現代美術館
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
「MOTコレクション 被膜虚実/Breathing めぐる呼吸」東京都現代美術館
戦後美術を中心に、近代から現代に至る約5,600点の作品を収蔵する東京都現代美術館。
「MOTコレクション」展では、会期ごとに様々な切り口を設けて収蔵作品を展示し、現代美術の持つ多様な魅力の発信しています。
本展では、1980年代末以降に制作された作品群に焦点を当て、絵画、立体、写真、映像、インスタレーションなど多彩な現代美術作品を紹介。
1988年にヴェニス・ビエンナーレに出品された石原友明の大作インスタレーション「約束」は15年ぶりの展示となります。
また、2015年に急逝し、現存する作品が極めて少ないことで知られる三上晴子が1990年代初めに手がけた作品群を初公開。
さらに、今年生誕100年を迎えるアメリカの現代アーティスト、サム・フランシスの大きな絵画シリーズも展示されます。
出品作品
石原友明、伊庭靖子、梅沢和木、遠藤利克、小沢剛、開発好明、加藤美佳、金氏徹平、千葉正也、名和晃平、潘逸舟、平川典俊、方力鈞、福田美蘭、ホンマタカシ、松本陽子、三上晴子、村瀬恭子、百瀬文、モンティエン・ブンマー、トーマス・デマンド、サム・フランシス、ソピアップ・ピッチほか
MOTコレクション 被膜虚実/Breathing めぐる呼吸
会期:2023年3月18日(土)〜6月18日(日)
会場:東京都現代美術館
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館:月曜日
公式HP:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-collection-230318/
「さばかれえぬ私へ Tokyo Contemporary Art Award 2021-2023 受賞記念展」東京都現代美術館
東京都現代美術館では、「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」を受賞した志賀理江子と竹内公太による、受賞記念展を開催。
写真家の志賀理江子は、新作の映像作品をはじめ、東京から三陸、青森の太平洋側先端の地図を土台とした写真や絵、メモなどが混在する大型のコラージュを発表。
現代アーティストの竹内公太は、リサーチを続けてきた第二次世界大戦末期の日本軍の兵器「風船爆弾」について、アメリカでの更なるリサーチを経て、実寸大の風船による新作インスタレーションを発表します。
本展は、二人の対話の中から生み出された共同作品であり、人々が抱える内面世界へと呼びかける内容となっています。
さばかれえぬ私へ Tokyo Contemporary Art Award 2021-2023 受賞記念展
会期:2023年3月18日(土)〜6月18日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 3F
開館時間:10:00-18:00
休館日:月曜日
公式HP:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/TCAA_2021_2023/
「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」東京都美術館
28年という短い人生を絵画への情熱に傾けた画家、エゴン・シーレ(1890-1918)。
その当時の常識にとらわれない創作活動により逮捕されるなど、彼の生涯は波乱に満ちたものでした。
本展は、「エゴン・シーレの殿堂」として世界にその名を知られるウィーンのレオポルド美術館の所蔵作品を中心に、シーレの油彩画、ドローイングなど合わせて50点の作品が30年ぶりに集結するもの。
ナイーヴな感受性を持ちながら、暴力的なまでの表現で人間の内面や性を生々しく描き出したシーレの作品、その創作背景、そして激動の生涯に迫ります。
加えて、クリムト、ココシュカ、ゲルストルをはじめとするウィーンの同時代作家たちの作品もあわせた約120点の作品を公開。
夭折の天才画家、エゴン・シーレをめぐるウィーン世紀末美術を展観する大規模展です。
スタイリッシュなジャガードソックスなど、会期限定オリジナルグッズにも注目です。
レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才
会期:2023年1月26日(木)~4月9日(日)
会場:東京都美術館
休館日:月曜日
開館時間:9:30-17:30(金曜日は20:00まで)※入室は閉室の30分前まで
「アートに出会おう!スタンプラリー」開催
期間中には、スマホを使って都立文化施設5館のデジタルスタンプを集めるスタンプラリー企画「アートに出会おう!スタンプラリー」も開催。
18歳以下は全て入場無料となるこの機会に、ぜひ多くの文化施設を訪れ、多彩なアートに触れ合ってみてください。
Welcome Youth(ウェルカムユース)
期間:2023年3月18日(土)~4月2日(日)
対象施設:東京都庭園美術館、江戸東京たてもの園、東京都写真美術館、東京都現代美術館、東京都美術館
対象年齢:18歳以下(2004年4月2日以降生まれの方)※年齢を証明するものが必要
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