デザインパブリックアートヘザウィック・スタジオ六本木展覧会建築東京美術館
ART

「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築 」東京シティビューで開催、3/17〜

ロンドンを拠点として、世界各地で革新的な建築プロジェクトを手がけるデザイン集団、ヘザウィック・スタジオ(Heatherwick Studio)。

この春、六本木ヒルズ森タワーの東京シティビューでは、ヘザウィック・スタジオがこれまでに手がけてきた主要プロジェクト28点を公開する日本初の展覧会「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」を開催。

会期は 2023年3月17日(金)〜6月4日(日) です。

 

あなたの部屋に合うアートは?
「アート診断」

Q1.希望の価格帯は?

Q2.気になるジャンル・モチーフは?

国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
23件見つかりました!
診断をやり直す
国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
30件見つかりました!
診断をやり直す
国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
34件見つかりました!
診断をやり直す
国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
55件見つかりました!
診断をやり直す

ヘザウィック・スタジオとは?

ロンドン出身のデザイナートーマス・へザウィックが率いる「ヘザウィック・スタジオ」は、建築・デザインの分野で、斬新なプロジェクトを多く手がけているデザイン集団です。

1994年に創設され、社会にポジティブなインパクトを与えることを目的として、世界各地で建築物・空間・オブジェ・インフラストラクチャーなどに関わるプロジェクトを発表。

その場所の歴史をリサーチし、様々な素材と最新技術を駆使し、目の覚めるようなアイディアと美しいデザインを実現してきました。

国際的な評価も高く、ベルサイユ宮殿賞やRIBAナショナルアワードを含む100以上のデザイン賞を受賞。

自然エネルギーに配慮しながらも、斬新なアイデアで溢れた彼らのプロジェクトの一部をご紹介します。

 

25万粒の種子が埋め込まれた上海万博「イギリスパビリオン」

上海万博(2010年開催)で、ヘザウィック・スタジオが手がけたイギリスパビリオン。

万博のテーマ「都市の未来」に合わせ、都市と自然の関係に注目したデザインが採用されました。

アクリル棒の先端には、ロンドンの植物園「キューガーデン」が所蔵するミレニアム・シードバンクコレクションから提供された25万粒の種子が埋め込まれています。

昼間は、アクリル棒に沿って差し込む太陽の光が「種子大聖堂」の内部を照らし、夜には、アクリル棒の左右両方の先端に組み込まれた小さなライトがパビリオン内部と外観を照らし出します。

 

ロンドンオリンピック「聖火台」

ロンドンオリンピック(2012年開催)の聖火台。

この聖火台は204個のパーツで構成されており、各パーツは開会式のパレードで、オリンピック参加国各チームを代表する子供たちの手でオリンピックスタジアムに運び込まれました。

棒の先端に取り付けられた銅製の花弁は、自動車メーカーのボディ部品を作っていた職人たちの手によって一つ一つ制作されました。

 

ニューヨーク「リトルアイランド」

2021年にオープンした「リトルアイランド」は、ニューヨークのハドソン川に作られた新しい公園とパフォーマンススペースです。

この小さな島は132個のポットで構成されており、1つのポットの重さは最大75,000キロ。同じ形のポットは2つとありません。

島の中には小さなステージと3つの売店、687席の円形劇場が設置されています。

 

カリフォルニア「グーグル新本社」

サステナビリティが設計のあらゆる面で中心的な役割を果たすようデザインされたカリフォルニアのグーグル新本社「グーグル・ベイ・ビュー」。

巨大な社屋の屋根には、この建設プロジェクトのために開発された5万枚の太陽光発電パネル「ドラゴンスケール」が敷き詰められ、建物全体のエネルギー需要の約40%を賄えるほどの発電量を担っています。

屋根のユニークな形状は、雨水を集め敷地内で再利用することを目的にデザインされました。

これは、干ばつが多いこの地域には欠かせない機能で、雨水を貯留する池には雨水が流れ込み、動植物の生息地となる新しい湿地帯を作り出しています。

 

アートワークのような螺旋階段、ニューヨーク「ベッセル」

ハドソンヤード・パブリックスクエアの新しいランドマークである螺旋階段の施設「ベッセル」。

マンハッタンのハドソンヤード再開発プロジェクトの一環として建設された建造物であり、訪問者用アトラクションです。

16階建て、154段の階段、2500段の階段、80の踊り場からなり、来場者は上階まで登ることができます。

このアートワークのような建築物は、人々がさまざまな高さ、角度から街や川、その向こうにそびえる景色、新しい視点を楽しむことができるマンハッタンの新しいアイコンとして考案されました。

 

「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」展

ヘザウィックスタジオ 展示

今回、東京スカイビューで開催される「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」展は、ヘザウィック・スタジオの主要プロジェクト28点を紹介する日本初の展覧会です。

常に斬新で先駆的なアイデアを実現するヘザウィック・スタジオのこれまでの仕事を「ひとつになる」「みんなとつながる」「彫刻的空間を体感する」「都市空間で自然を感じる」「記憶を未来へつなげる」「遊ぶ、使う」といった、6つの構成で紹介。

各プロジェクトの模型、モックアップ、素材サンプル、画像、映像などを通して、デザイナーたちの創造的なアプローチと制作プロセスを掘り下げていきます。

彼らの建築とデザインがいかに自然エネルギーへの配慮と美しさ・知的探究心・共感に満ち溢れているかを体感できる展示となっています。

 

また、会場内では、ヘザウィック・スタジオがデザインしたコマのような形をした回転する椅子「スパン」に実際に座ることが可能。遊び心溢れるデザインを体感することができます。

 

都市と自然環境の関係を再構築するヘザウィック・スタジオのデザイン。

刺激的で豊かな時間を、東京シティビューからの景色とともにお楽しみください。

 

ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築

会期:2023年3月17日(金)〜6月4日(日)

会場:東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)

住所:東京都港区六本木6-10-1

開館時間:10:00〜22:00 ※入館は21:00まで

休館日:会期中無休

料金:※()内は土日祝価格

一般 2000円(2200円)
高校生・大学生 1400円(1500円)
4歳〜中学生 800円(900円)
65歳以上 1700円(1900円)

公式HP:https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/heatherwick/index.html

 

 

関連記事

「アボリジナルアート」とは?その魅力を詳しく解説

アボリジナルアートは、オーストラリアの先住民アボリジニの人々により描かれたアートのことです。 英語では「Aboriginal Art」といい、正式名称はアボリジニアートではなく「アボリジナルアート」。 (「アボリジニ」には差

マン・レイの代表作「アングルのバイオリン」が約16億で落札、史上最も高価な写真作品に

裸の女性の背中にバイオリンのFホールを重ねたマン・レイの代表作「Le Violon d’Ingres(アングルのバイオリン)」(1924)が、2022年5月14日、老舗オークションハウス・クリスティーズがニューヨークで開催したオーク

絵が上手い芸能人・お笑い芸人15選

天は二物を与える!? アートの才能を開花させた芸能人たち 「絵が上手い芸能人・芸人」 と言えば、どんな人が思い浮かびますか? 世界の北野武や片岡鶴太郎など、大御所アーティストとして活躍するマルチタレントから、鉄拳やバカリズム

黒板アートとは?簡単に描くコツや傑作アートを紹介!

学生時代、毎日のように向かい合った黒板。 先生にあてられて苦手な数式を書かされたり、落書きしたり、いろいろな思い出が浮かぶのではないでしょうか。黒板はどの教室にも必ずある、一番身近な存在でした。 その黒板をキャンパスに見

チームラボプラネッツで「桜」をテーマにした春限定の作品が公開 3/1〜

世界中から観光客が訪れる体験型ミュージアム「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」(東京・豊洲)。 同ミュージアム内の2作品「Floating in the Falling Universe of Flowers」「人と共に踊る鯉によ

TOP