イギリス展覧会画家美術館
MAGAZINE

デイヴィッド・ホックニーの個展が2023年夏、東京都現代美術館で開催決定!

イギリスを代表するアーティストの一人、デイヴィッド・ホックニーの個展が、2023年夏、東京都現代美術館で開催されることが発表されました。

会期は 2023年7月15日〜11月5日

日本では28年ぶりとなるホックニーの個展開催。

ホックニーの初期から現在までの作品100点以上が一堂に会し、過去最大規模の充実した内容になるとのこと。

今回、東京都現代美術館以外への巡回は無いため、見逃しの無いよう要注意です。

 

あなたの部屋に合うアートは?
「アート診断」

Q1.希望の価格帯は?

Q2.気になるジャンル・モチーフは?

国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
23件見つかりました!
診断をやり直す
国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
30件見つかりました!
診断をやり直す
国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
34件見つかりました!
診断をやり直す
国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
55件見つかりました!
診断をやり直す

イギリスを代表する画家、デイヴィッド・ホックニー

イギリスを代表するアーティストの一人、デイヴィッド・ホックニー(David Hockney)は、1937年、イングランド北部のブラッドフォードに生まれました(現在85歳)。

彼は1960年代、イギリスのポップアート運動に大きな影響を与え、20世紀で最も影響力のあるイギリス人アーティストの一人と言われています。

 

ホックニーはロンドンの王立美術学校を卒業後、1964年にロサンゼルスに移住。

カリフォルニア州のいたるところにスイミングプールが設置されていることに驚いた彼は、プールに降り注ぐ光と刻々と変化する水面・水中に魅了され、プールをモチーフとした絵を繰り返し描くようになります。

 

プールを描いた作品以外にも、アメリカ西海岸の陽光あふれる情景を描いた作品で一躍スポットライトを浴びる存在に。

その後、60年以上にわたって絵画、ドローイング、版画、写真、舞台芸術など幅広い分野で精力的に作品を発表し続けます。

 

現在はフランスのノルマンディーを拠点として、新しい技術・制作手法を取り入れながら、85歳の今も美術表現の可能性を追求。

近年では、iPadを用いたドローイングを多数制作・発表しています。

 

生誕80年の回顧展では約50万人を動員

2017年には、ホックニーの生誕80年を記念した大回顧展が、テート・ブリテン(ロンドン)、ポンピドゥー・センター(パリ)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)の3館・3都市を巡回。

テート・ブリテンでは同館で過去最多となる約50万人が来場し、大成功を収めました。

 

現存する作家の中で2番目に高いオークション落札額を記録

また、2018年にオークションハウス、クリスティーズ・ニューヨークで行われた「戦後・現代美術セール」では、「芸術家の肖像画―プールと2人の人物―(1972)」が約9,031万ドル(当時の為替レートで約102億円)で落札。

その当時、現存する作家の中では最も高額となる落札価格を記録し、大きな話題となりました。

2019年にジェフ・クーンズによってその記録が更新されますが、いま現在も2番目の落札額を保持しています。

 

日本では28年ぶりとなる大規模個展

デイヴィッド・ホックニー

ソース

ホックニーの個展開催は、日本では28年ぶりとなります。

出展作品は、1960年代にアメリカの西海岸で描いた初期の代表作から、近年の集大成として知られる故郷ヨークシャー東部の自然を描いた大型絵画のシリーズまで約100点以上にのぼり、日本では過去最大規模の充実した内容になるとのこと。

 

2021年、新型コロナウイルスによるロックダウン中にフランス北部のノルマンディーで制作した、全長91メートルにも及ぶ新作も公開。

光の表現を追求した画家 クロード・モネの精神に深く共感したホックニーが、オランジュリー美術館(パリ)が所蔵する「睡蓮の間」をオマージュし制作しました。

iPadを用い、ノルマンディー地方の光や天候の変化を描いた100枚以上の絵を繋げた大型作品です。

 

日本では過去最大規模となるホックニー展。

イギリスのアートシーンを代表する巨匠の作品群を、ぜひご覧ください。

 

デイヴィッド・ホックニー展

会期:2023年7月15日〜11月5日

会場:東京都現代美術館 企画展示室

公式HP:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/hockney/index.html

※観覧料、休館日等詳細は決定次第ウェブサイト等で公開予定。

※東京都現代美術館のみでの開催、巡回無し

 

 

関連記事

空也上人像とは?口称念仏を広めた僧、空也上人と六波羅蜜寺の仏像について詳しく解説

皆さんは「空也上人像」というユニークな仏像をご存じでしょうか。 鎌倉時代に制作された仏像で、空也という日本の念仏信仰に多大な影響をもたらした僧をモデルに彫られました。 日本の仏像の中でも屈指の名作として知られる空也上人像について

女子力アップのインテリア!ピンクの絵画・アート特集

女子力アップのインテリア!ピンクの絵画・アート特集 女子力を上げたい、でも何から始めたら良いか分からない。。 そんな人には、まず自分の部屋のインテリアから変える事をおすすめします。 女子力の高い部屋の共通事項としては、 バラバラ

フェルメール作「眠る女」から消された男の正体は?メトロポリタン美術館の調査により詳細が明らかに

フェルメール作「眠る女」(1656-57年頃)には当初、うたた寝をする女性のそばに男性や犬が描かれ、のちに塗りつぶされていたことが以前から知られており、男性の正体についてこれまで数多くの研究と議論が交わされてきました。 今回、この

2023年のおすすめ展覧会!マティス、エゴン・シーレ、ソール・ライターなど

thisismedia編集部から、2023年に開催されるおすすめの展覧会を厳選してご紹介! 日本では約20年ぶりの開催となる「マティス展」、レオポルドミュージアム(ウィーン)から作品が多数来日する「エゴン・シーレ展」、2023年に生誕

ロシア文学とは?ロシア文学の歴史と名作・おすすめ作品14選

皆さんは「ロシア文学」と聞いて、どんな本のタイトルを思い浮かべますか? ドストエフスキー、チェーホフなど有名な作家の名前は知っていても、各作家の具体的な著作やロシア文学そのものについて、漠然としたイメージを抱いている人も多いのではない

TOP